耽美画報

作者アーカイブ: ShirakawaKyoji

新花と蛇

142.懊悩の限界(4)

「お願いです……子供たちの前で辱めないで」 「何を馬鹿なことをいっているんだ」  津村は冷酷な笑みを浮かべながら夫人の耳を軽く引っ張る。 「親子三人で散々破廉恥な姿を晒しあった癖に恥ずかしがる柄じゃないだろう。それと、昨日僕に抱かれながら、僕の言うことには何でも従順になると誓ったことを忘れたのか」 「で、でも……」 「美紀は小夜子や文夫の前で大声を上げながら何度も気をやったんだぞ。二人とも母親がこ…
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新花と蛇

141.懊悩の限界(3)

 朱美は4人の奴隷たちの狼狽する姿をさも楽しそうに眺めていたが、自らの惨めな姿を恥じるように裸身をくねらせる美紀夫人の隣りに立ち、夫人の顎に手をかけてぐいと顔を引き上げ、「京子は初対面でしょう、改めて紹介するわ。村瀬美宝石店の美紀夫人よ」と言う。 「あ、朱美さん、こ、これはいったいどういうことなの?」  京子が憤怒に顔を赤く染めながらそう言うと、朱美は平然と 「どういういこともこういうことも、見れ…
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新花と蛇

140.懊悩の限界(2)

「別に反対じゃないさ。あたいたちも潤う話だからね。だけど、静子夫人も桂子も、もともとはうちらの獲物だったってことを言いたいのさ」 「朱美姐さんはあんまり男に興味がないからな」  義子はそう言うと笑う。 「うちなんか、あんなええ男を奴隷にすることが出来るていうことだけでゾクゾクしてくるけどな」 「そんなこともないさ。あたしだって男には興味はあるよ。それに、珠江に美沙江、久美子に美紀、それに絹代と女奴…
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新花と蛇

139.懊悩の限界(1)

 久美子が二階のホームバーで鬼源と銀子による徹底した責めに完全な屈服を示し始めたころ、同じ階の奥座敷で行われている京子、美津子、小夜子、そして文夫の四人に対する調教も佳境に入っていた。  指揮しているのは葉桜団の副首領、朱美であり、これにホームバーを抜けてきたマリと義子が助手として加わっている。 「このあたりで一休みしようか」  朱美が声をかけると、マリと義子が「はーい」と同時に返事をする。奥座敷…
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新花と蛇

138.無条件降伏(10)

「ああ……そ、そんなこと……悪魔だって絶対に考えつかないわ……恐ろしいことだわ」 「あら、今頃気づいたの?」  銀子はおかしげにくすくす笑い出す。 「お嬢さんたちにとって私たちは悪魔か、地獄の鬼みたいなものよ。奴隷になるということはその悪魔と鬼に身も心も捧げるということなのよ。この田代屋敷が別名地獄屋敷と言われているのはそのせいよ。さしずめ田代社長や森田親分は地獄の閻魔様、鬼源さんはその名の通り鬼…
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