作者アーカイブ: ShirakawaKyoji

新花と蛇

246.奴隷のお披露目(46)

「若い男の子のお尻の穴って初めて見るけど、なかなか可愛いものね」 「お尻も丸くて形が良いし、こうやって見ていると女の子と変わらないわね」  和枝と葉子はそんなことを言ってキャッ、キャッと笑い合っている。 「でも、股の間から銚子をぶら下げたおチンチンが覗いてるのが見えるじゃない。やっぱり紛れもなく男だわ」  和枝がそう言うと葉子がさらに甲高い声を上げて笑うのだった。 (ああ……文夫……)  文夫の悲…
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新花と蛇

245.奴隷のお披露目(45)

「うーっ!」  男の急所を握りつぶされそうになった文之助は苦痛のあまり絶叫する。息子の悲鳴を耳にした美紀夫人は思わず顔を上げる。  森田組の幹部やくざ、井上が演じる伝助によって睾丸を握られ、脂汗を流しながら苦痛に耐えている息子の姿を目にした美紀夫人は「ふ、文夫っ」と声を上げる。  客席から突然聞こえた母の声に文夫はハッとした表情になる。美紀夫人と文夫の視線が交錯し、文夫もまた思わず「母さんっ」と声…
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新花と蛇

244.奴隷のお披露目(44)

「奥さんの身になってみろ。手塩にかけて育てた娘と息子が、やくざが主宰するポルノショーに出演させられているんだ。情けなくて身の置き所もないって気持ちになるのも無理はないだろう」 「親分ったら、随分その奥様には甘いのね」  和枝がそう言うと葉子も「そうよ、その女だってさっき、他の女たちと一緒に鈴縄踊りの珍芸を披露した立派なポルノスターよ。何も遠慮することはないじゃない」と言い募る。 「なかなか手厳しい…
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新花と蛇

243.奴隷のお披露目(43)

「男たちが羽目を外すのなら、女だって楽しまなければ損だって言っているのよ」 「なら、そう言えばいいじゃない」 「葉子さん、あなたはさっきの美少年には興味がないの」 「もちろんあるわよ」  葉子が頷く。 「でもあたしはどっちかと言えば、もっと大人の男の方が良いわね」  葉子がそう言うと千代が「それじゃあ、例の探偵はどうかしら」と尋ねる。 「探偵って、山崎って男のこと?」 「そうよ。なかなか逞しくて渋…
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新花と蛇

242.奴隷のお披露目(42)

「え……」  戸惑う美紀夫人に和枝はいったん咥えた煙草を指先でつまみ、「え、じゃないわよ。お客様が煙草を取り出したら、すかさず火を点けるのが勤めでしょう」と皮肉っぽく言う。 「ほら、ライター」  美紀夫人は「す、すみません」と頭を下げると、和枝から手渡されたライターを手にして火を点けようとする。しかし、カチッ、カチッと何度かスイッチを押しても、火が点かない。 「何をやっているのよ」 「このライター…
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