耽美画報

作者アーカイブ: ShirakawaKyoji

変身(オリジナル版)

変身(17)

 もはや「春日紀美子」という言葉を聞いても大きな感慨はありません。まるで他人の夫婦を覗き見しているような気分でした。  男は妻にシェービングクリームを吹きかけ、丁寧に剃り上げていきます。妻も最初のビデオで見せたような抵抗は見せず、うっとりしたような表情で男にされるがままになっており、時折腰を浮かして男の作業に協力したりしています。 「ああ……あなた……紀美子のクリトリスに間違って傷をつけたりしては…
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新花と蛇

66.地獄巡り(4)

「鬼源さんっていうのは森田組専属の調教師なの。後であなたたちも紹介してあげるわ。女の命を吊り上げられるようなもんだから辛いわよ。久美子なら耐えられるかしら」  そう言って笑いかける銀子を見た久美子の身体に悪寒が走る。 (森田組――それが静子夫人たちを誘拐した黒幕なの? どうして銀子はその名を私たちに?) (自分たちが捕まるはずがないと思っているの?)  そんな不安に駆られている久美子の耳に京子と美…
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新花と蛇

65.地獄巡り(3)

「あ、ああ……気持ちいい。た、たまらないわっ」 「エッチなお姉さんね。こんなに濡らしちゃって。美津子、妹として恥ずかしいわ」 「い……意地悪言わないで」  その声を聞いた瞬間、久美子と美紀の顔が同時に恐ろしいほど強ばる。 (こ、この声は――)  久美子の耳に響く、込み上げる快感を訴えるような艶っぽい声――それは紛れもなく兄の婚約者であり、久美子が実の姉のように慕って来た野島京子のそれだった。  そ…
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作品案内

古い写真(4)

 医師としても優秀で人柄もよく患者に慕われていた北上葉子が、なぜ娼婦に身を落とすことになったのか、今となっては定かではない。しかしながら当時I県では勤皇博徒として知られた林崎一家と、新興のやくざである吉岡組の間で激しい抗争が繰り広げられており、葉子はその抗争に巻き込まれてという話もある。
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新花と蛇

64.地獄巡り(2)

 屈強なニグロの男が静子夫人を背後からぐいと抱き締め、豊かな乳房を揉みながら何か声をかける。すると夫人ははっきりと悦楽の表情を浮かべながら「ああ……」とため息のような声を上げるのだ。 「Oh, I love you, Jonny. Squeeze my boobs more, Ah, ah……」  久美子は覗き穴から目を離すとふらふらと膝をつく。誘拐された遠山財閥の静子夫人が現在どんな状態にあるか…
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