アーカイブ: 新花と蛇

新花と蛇

202.奴隷のお披露目(2)

「まあ、あんまり心配してもしょうがないわ。それこそ直江が目を光らしているだろうから」 「いっそ節子もポルノ映画のスターにしてしまうか」 「まさか」  苦笑した町子だったが、ふと真面目な顔になる。 「それも面白いかも知れないわね。といっても節子の絡みを撮っても絵にならないから、雪路と組ませるのが良いんだろうけど」 「帰ったら直江に相談してみよう」  岡田は腕時計を見て「そろそろ行くか」と町子を促す。…
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201.奴隷のお披露目(1)

「随分大きなお屋敷ね」  車から降り立った町子は三階建ての巨大な屋敷を見上げ、驚きというよりもなかば呆れたような声を出す。 「いくら郊外とは言っても東京都内にこれだけの土地を持っていると、随分税金もかかるでしょうね」 「そりゃあ伊豆とはだいぶ違うだろう」  岡田もまた運転席から降り、要塞を思わせるその屋敷を見上げながら町子に答える。  岡田光三郎が経営する和洋産業は、もっともらしい社名だがその実態…
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200.肉の狂宴(13)

 山崎は驚いて美津子を見る。美津子は静かに目を閉じると「ねえ、キスして、お兄さん」と囁く。 「何をぼうっとしてるんや。女に恥をかかせる気かっ」  美津子の大胆な行為に戸惑う山崎の背中を義子が思い切り叩く。なおも山崎がためらっていると美津子は目を開き、一瞬悲愴な表情になるとその唇をいきなり山崎の唇にぶつける。 「うっ……」  美津子の唇に口をふさがれた山崎は気圧された表情になる。美津子は山崎の舌を引…
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199.肉の狂宴(12)

「明後日には岩崎親分だけじゃなくて、岩崎一家から十人以上の客人がやって来るし、熊沢組や関口一家といった以前から懇意にしているやくざたちを加えれば、軽く二十人を越える男たちがこの屋敷に集結するのよ」 「美紀夫人や絹代夫人が、京子や小夜子たちの実演ショーを見て頭に血の上った男たちに入れ替わり立ち替わり輪姦されてもかまわないって言うのなら好きなようにするがいいわ。あのお上品な奥様方がそんな目にあったら、…
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198.肉の狂宴(11)

「おっ、ついに持ち上げたぜ」  吉沢が頓狂な声を上げると部屋の中のやくざとズベ公たちはいっせいに哄笑する。 「なかなかやるじゃねえか、探偵さんよ。ポルノスターの素質は十分だぜ」  川田はそんな風に、歯を食いしばりながら肉棒で銚子を持ち上げている山崎にからかいの声をかけると、次に部屋の隅にうずくまり、兄の惨めな姿から必死に目を背けている久美子の方を向く。 「おい、久美子。そんなに照れてねえでしっかり…
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