耽美画報

アーカイブ: 新花と蛇

新花と蛇

110.母子惑乱(3)

 津村に注意された春太郎は「わかったわ。しばらくおとなしく見物にまわるわ」と肩をすくめる。 「待たせたね、小夜子。それじゃあ拡げるけど、いいかい?」 「い、いいわ。あなた」 「さっきも言った通り、堂々と振る舞うんだ。わかっているね」 「わ、わかっています」  津村の言葉に小夜子は頷く。  津村が小夜子の足元にしゃがみこみ、小夜子の腰部を背後から抱くようにすると、陰りを失った花唇に手をかけ、ぐっと押…
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109.母子惑乱(2)

 春太郎はそう言って笑いながら、美紀夫人の両手の縄を解く。硬化させた顔を必死で懸命に背けている美紀夫人は、二人のシスターボーイによって改めて後ろ手に縛り上げられる。 「足はどうすれば良い?」 「そうだな……」  津村はしばらく首を傾げていたが、やがて「ベッドの上に尻餅をついてもらって、両足首に縄をかけて開かせるんだ」と指示する。 「わかったわ」  春太郎は残忍そうな笑みを浮かべると夏次郎と目配せし…
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108.母子惑乱(1)

 美紀夫人は悪夢を見ていた。  いきなり足元の地面が割れ、夫人は悲鳴を上げる暇もなく、まるで底無し沼に落ちるようにずるずると地中に引き込まれて行く。いつしか身体を覆っていた衣類もすべて失われ、素っ裸にぬるぬるした不気味な生き物が絡み付く。  助けを求めようとしてあたりを見回すと、ともに田代屋敷に潜入した山崎久美子や千原絹代といった女たちも、やはり裸身を奇怪な生き物に取り付かれながら、ズブズブと沼の…
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107.悩乱する久美子(2)

「辛子責めの拷問を受けても、まだそんな口を利けるやなんて大したもんや」 「こりゃあ京子以上のじゃじゃ馬かも知れないわね」  義子とマリはそう言うと再び肩をすくめる。 「ねえ、川田さん。この後、久美子にはなんの拷問を用意しているんだったかしら」 「次はケツの穴の糸通しだ」 「それ、ちょっと私たちにやらせてみてよ。この生意気な女が吠え面をかくのが見たいわ」 「いいぜ、こっちもちょうど良い酒の肴だ」  …
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106.悩乱する久美子(1)

 突然、吉沢の部屋の扉がドン、ドンと叩かれる。 「誰だい、こんな時に」  吉沢が扉を開くと、葉桜団の義子とマリが顔を出す。 「なんだ、お前たちか。何か用か?」 「そんな言い方はないやろ、吉沢さん。差し入れをもって来て上げたんやないか」  義子が手に持った一升瓶を吉沢に差し出すと、マリもスルメや落花生などのつまみを渡す。 「まあ入んな」  吉沢はニヤリと笑って二人のズベ公を部屋の中に招き入れる。  …
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