アーカイブ: 小説

新花と蛇

320 母子相姦図(1)

「私かお夏、どちらかが文夫さんと交代してあげようと言うのよ」  夫人はいきなり頭を殴られたような表情になる。 「そ、そんな、無理です」 「何が無理なの」  春太郎は硬直した肉槍で夫人の腸腔をぐい、ぐいと突き上げる。 「あっ、あっ、やっ、やめてっ」 「奥様が承知してくれないのなら、私たちの欲望は文夫さんで解消させてもらうことにするわ」  春太郎はそう言うと夏次郎に向かって「お夏」と声をかける。夏次郎…
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新花と蛇

319 母娘無惨(5)

 順子は満足げに笑うと、 「時造さん、二人が裸なのに自分だけ褌を穿いているのはおかしくないかしら」 「なんだ、やっぱりおかしな写真のモデルにしようってんじゃねえか」 「そんなことはないわよ。奥様とお嬢様があそこの毛まで剃り上げて、女の素顔を晒しているんだから、時造さんもつきあうべきだって言っているのよ」 「しょうがねえな」  時造は六尺褌の結び目に手をかけて解くと、するすると白い布をはずしていく。…
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318 母娘無惨(4)

「あっ、あっ、そ、そんなっ」  直江に隠微な箇所をくすぐられ、狼狽した声を上げる絹代夫人に順子が「お尻に無駄毛があったら、花器としての値打ちが下がるでしょう。この際前も後ろも綺麗にしてもらいなさい」と言って、ケラケラと声を立てて笑うのだ。  直江と友子は次に剃刀を取り上げ、絹代と美沙江の繊毛を剃り上げていく。美貌の母娘は何もかも諦めたように、二人の元女中に身を任せているのだ。 「もう少し突き出すよ…
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317 母娘無惨(3)

「母と娘が同じ男の人に抱かれるなんて、そんな畜生みたいなこと……ああ、お、恐ろしい」  絹代は絞り出すような声でそう言うと、たまりかねたように声を上げて泣き始める。  時造は処置なしといった風に両手を広げ、後ろに下がる。代わって順子が絹代夫人に近づくと、「そんなこと気にすることはないわよ。母親と娘が同じ男に愛されるなんて、世の中じゃ珍しいことじゃないから」と平然とした口調で話しかける。 「現に、奥…
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新花と蛇

316 母娘無惨(2)

 そういうと美沙江は泣き笑いのようなぎこちない笑みを浮かべる。 「何しているのよ、奥様。笑いなさい」  順子にせき立てられた絹代はひきつった笑顔を浮かべる。その瞬間、友子がシャッターを切り、パシャッという無情な音と同時に、ストロボの光が母娘の肌を照らす。 「千原流家元夫人と令嬢の、素敵な記念写真の出来上がりよ」  順子がケラケラと勝ち誇ったような声を上げる。 「現像が出来次第、後援会の主だったメン…
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