アーカイブ: 11月, 2017

新花と蛇

53.姉と姉(17)

 これまではどちらかというと京子が攻め、小夜子が受けで進んで来たレズビアンプレイの攻守が完全に逆転したことに銀子や朱美だけでなく鬼源までもが目を瞠る。小夜子が時に攻め手をもひるませるような大胆さを見せることがあるのはこれまでも目にして来たことだが、嗜虐者たちは改めて小夜子の潜在力を実感するのだった。  素っ裸のままで床柱に縛り付けられた美津子と文夫は、痴態を演じる姉たちに悲哀の混じった複雑な視線を…
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変身(妻物語版)

変身(9)

 考え事をしている間にだいぶ時間が経ってしまいました。妻が帰って来るまであと1時間もありません。小説やドラマでは登場人物はこんな時大抵煙草を吸います。しかし、私は気管が弱く煙草を吸わないので、珈琲をいれることにしました。  妻にどうやって対処するかを、あと1時間弱で決めなければなりません。日常的な動作をすれば人は落ち着くものなのでしょうか。珈琲豆を挽き、珈琲メーカーにいれ、スイッチを入れる。落ち着…
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変身(妻物語版)

変身(8)

 呆けたように液晶画面を見つめていた私は急に我に返りました。  私はのろのろとマウスを操作し、メディアプレイヤーを停止させます。画面一杯に広がっていた妻の白い尻の残像が私の視界を占領しているような錯覚に陥ります。  妻を始めてエクスタシーに導いたあの夜に違和感を覚えた、短く揃えられた陰毛──それは、男に剃毛されていたからだったのです。  もちろん、7月に剃っても妻を三ヶ月ぶりに抱いた秋には、普通は…
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新花と蛇

52.姉と姉(16)

「お、お待たせしました。皆様、それでは私、野島京子と……」 「村瀬小夜子は、皆様のお情けによりここに、同性愛の絆を結ばせていただきますわ」  そう言うと京子と小夜子は向かい合い、立位のまま互いの背中に手を回してしっかりと抱き合う。 「ああ、小夜子さん……」 「京子さん」  京子と小夜子はそれぞれ、相手の覚悟を確かめるように見つめ合うとそっと唇を近づけ、接吻を交わす。その瞬間葉桜団のズベ公たちはわっ…
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新花と蛇

51.姉と姉(15)

 てっきり自分たちを浣腸した不良少年たちに排泄の世話をさせられると思っていた京子と小夜子は――仮にそうであってもそれは身が灼けるような羞恥地獄だったが――それぞれの妹と弟にその汚辱の行為をすっかり目撃されるばかりでなく、後始末までされると知って激しく狼狽える。 「文夫さん、美津子さん。お姉様のお尻をしっかり見ながら、ぴったりと便器を当てるのよ。目を逸らすと畳を汚してしまうわよ」  桂子がさも楽しげ…
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