アーカイブ: 2月, 2018

新花と蛇

76.地下室の三人(1)

 汚辱に満ちた珠江夫人の花電車芸がようやく終了し、いよいよ夫人が熊沢たち三人を相手に床入りするという段になって、久美子、美紀、そして絹代の三人は地下室倉庫に戻された。 「この続きは明日の朝よ。せいぜい楽しみにしているのね」 「三人とも明日からは大忙しやからな。今夜は精々休んどきや」  銀子と義子はそう言って笑い合いながらベビードール姿の三人を檻の中に放り込み、古びた毛布を投げ込むと地下室を出る。残…
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新花と蛇

75.地獄巡り(13)

 珠江夫人の足元の畳の上にはバナナの皮や、切り刻まれた果物の屑が散乱している。  熊沢たちの酒席の余興として、魂が砕け散るような汚辱の珍芸を強制された美夫人は、全身の力を使い果たしたかのようにハアハアと肩で大きく息づいているのだ。  熊沢や銀子に強いられるまま、珠江に対する責めに加担させられた久美子、美紀、そして絹代の三人は激しい衝撃と罪悪感に打ちひしがれている。  三人の女たちの心を何よりも強く…
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変身(妻物語版)

変身(22)

「それと、離婚するかしないかは俺達夫婦の問題だ。お前が口出しをするな」 「ごもっともです」 「それからさっきからのお前の関西弁も気に入らない。ふざけているのか」 「ふざけていません。私はもともと関西出身で、これが普通です。銀行でも関西弁で通しています」 「ビデオの中ではそうじゃなかったぞ」 「あれは……奥さんが標準語で話してくれと……」 妻がどうしてそんな希望を出すのでしょう。私は首をひねりました…
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新花と蛇

74.地獄巡り(12)

「ね、ねえ、お願い……そのお道具を使って珠江に……」  珠江はそこまで言いかけてあまりの羞かしさに口ごもるが、勇気を振り絞ったように続ける。 「珠江に気を、気をやらせて頂戴」  ついにそんな科白を口にした珠江に、熊沢、大沼、そして平田といった男たちはどっと笑いこけ、次に手を叩いて珠江を囃し立てる。 「それと、ふ、冬子さんとおっしゃったかしら、お願いです。珠江のおっぱいを優しく揉んでくださらない?」…
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新花と蛇

73.地獄巡り(11)

(この辛さと苦しさを悦びに変えるのよ――それが美沙江さんや絹代さんを救う道のはず)  珠江はひたすらそう念じ、絹代たちが目の前にいることを必死で頭の中から払いのけようとする。  その願いが叶ったのか、または珠江の懸命な努力の賜物なのか、珠江の心はいつしかその身体から離れ、忘我の境地へと入り込んで行くのだ。 「ああ――」  珠江は切なげに呻くと豊満な双臀を悶えさせる。いつの間にか珠江の菊花は久美子の…
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