アーカイブ: 12月, 2018

新花と蛇

164.敗北の兄妹(4)

「はあ」  もちろん来るが、それはほとんどが熊沢組などと同様、森田組と同業のポルノを扱っている弱小の暴力団ばかりである。 「そう言えば美沙江はどうしたのかしら。そろそろ母娘を引き合わせて、一緒に調教を受けさせたいのだけど」  順子はますます苛々した様子でそんなことを口にする。 「珠江の調教だってまだまだあれで完成とは言えないわ。あと二晩くらい徹夜したっていいから何とか思うようなものに仕上げないと」…
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新花と蛇

163.敗北の兄妹(3)

 大塚順子は手に取った赤い薔薇の花の茎に真剣そのものといった表情で鋏を入れると、ふっくらと膨らみを見せている絹代夫人の恥丘に丁寧に差し込んで行く。 「うっ……」  絹代夫人の眉が微かにひそめられる。薔薇の茎は夫人の肉を傷つけないように刺を丁寧に削ぎ落とされているものの、その異物感はそうそう慣れることができるものではない。  夫人がその部分に力を込めると赤い薔薇はぐっと上を向き、見事な花姿を示す。大…
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新花と蛇

162.敗北の兄妹(2)

 兄の性器を自らの口唇で愛撫する――そんな汚辱の行為を強いられている久美子は、必死で舌先を動かしているうちに、いつしか自分が自分でなくなって来たかのような感覚に囚われていく。 (もう、自分のことを人間だと思っちゃ駄目。獣――そう、私はもう獣になったのよ)  久美子は頭の中でそう念じるように兄の肉塊に舌を這わせる。 「舌先で鈴口を軽くつつくように愛撫しなさい――今度は裏筋を丁寧に嘗めるのよ――一度口…
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新花と蛇

161.敗北の兄妹(1)

 そんなダミヤの凄絶なまでの悶え振りを見せつけられている山崎の肉棒は、朱美に巧みに責め上げられてこれが限界ともいうべき膨張ぶりを見せている。  山崎がもはや自失を覚悟したところで朱美はさっと愛撫の手を引き、ぐっと上がった睾丸を熱を冷ますように手のひらで転がす。そしてまた屹立が降下を見せる直前で責めを再開する。  そんな絶妙な「寸止め責め」に、山崎はすっかり翻弄されている。 「そろそろ仕上げてやるよ…
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新花と蛇

160.一網打尽(8)

「フフ……名探偵とあろうものがいい気味だよ」 「敵の前で身ぐるみ剥ぎ取られて行くのはどんな気持ちだい」  銀子と朱美はそんな風に山崎に嘲笑を浴びせながら、パンツまで降ろして行く。下半身裸にされた山崎は屈辱に顔を染め、さも口惜しげに歯軋りをしているのだ。 (ごめんなさい……兄さん……ごめんなさい)  自分が敵の企みを見抜けなかったばかりか、拷問に屈したために兄までも地獄に落とすことになってしまった。…
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