アーカイブ: 1月, 2019

新花と蛇

170.敗北の兄妹(10)

「な、何をするのっ! 獣っ!」  ダミヤは抵抗するが、さすがに男二人の手にかかってはかなわない。その奇妙な猿轡を噛まされ、言葉を封じられていくのだ。 「ぐっ……ぐうっ……」  もはや獣の呻きのような声しか上げることが出来なくなったダミヤの肌の上に川田と吉沢の手が這い回る。ダミヤは美麗な裸身を悶えさせながら、必死でそのおぞましさに耐えているのだ。 「せっかくだから少し楽しませてやってよ」  銀子の声…
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新花と蛇

169.敗北の兄妹(9)

「もう四十過ぎの大年増の身体だけれど……まだまだ魅力的だとは思わない? と、殿方の目でご覧になって、どう思われるかしら。ねえ、おっしゃって……」  美紀は山崎の目をじっと見つめ、そんな言葉を吐きながら成熟した裸身をゆっくりとくねらせる。 「ねえ、ねえ、黙っていてはわからないわ。遠慮なく批評していただいて良いのよ。美紀のハ、ダ、カ……」  そんな風に卑猥な言葉を吐かせられながら、淫らな演技を強いられ…
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新花と蛇

168.敗北の兄妹(8)

「みっともなく騒ぐんやない。もう納得したことやろ」  義子は苛々した声を上げると、必死で肢を閉じて鈴縄の侵入を拒もうとしている絹代夫人の太腿をピシャリと叩く。 「お兄ちゃんの前で鈴縄踊りをさせられるなんて照れ臭いっていうの? そんな感情を持っていたら森田組のポルノスターは勤まらないわよ」  マリもまた懸命に両肢を悶えさせる久美子の尻を思い切り平手打ちすると、強引に鈴縄を股間に通し、きりきりと締め上…
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新花と蛇

167.敗北の兄妹(7)

「そ、そんなこと……絶対に出来ませんわっ」 「最初は誰でもそう言うのよ。だけど、血の繋がったもの同士でつるみ合うのって、背徳的って言うのかしら――独特の快感があるみたいですぐにみんな病み付きになるわ」  マリがそう言ってくっ、くっと笑い出す。 「現にそこの美紀奥様なんか昨夜、実の息子の文夫にオマンコなめられて、大きな声を張り上げながら派手に気をやったのよ」  それまでじっと何かを耐えるように下を向…
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新花と蛇

166.敗北の兄妹(6)

 絹代は義子とマリの二人掛かりで倉庫の中に押し込まれる。そこには10人以上の男女が集まっており、むっとするような熱気があふれていた。  倉庫の中でコップ酒を酌み交わし、笑い合っていたのは田代、森田、川田、吉沢の男4人に葉桜団の銀子と朱美である。これに義子とマリを加えて8人、いずれも静子夫人の拉致から端を発する一連の誘拐事件の最初からかかわっているものたちである。  その8人に加え、彼らが取り囲むよ…
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