アーカイブ: 2月, 2019

新花と蛇

178.静子夫人の絶望(2)

「な、なんですって」  夫人は激しく頭を振った。 「あ、あのお嬢さん達にはそんなことは無理ですわ。身体が壊れてしまいます」 「そうね。私たちもそう思うわ。だからあんたにこの新しい女奴隷を調教するのを手伝ってほしいのよ」 「二人とも出産経験があるから、捨太郎のデカ魔羅だって何とか受け入れられそうだしね」 「――手伝うって、何をすればよいのですか」 「そうね。さしずめ調教助手ってとこかな。ベテランの経…
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新花と蛇

177.静子夫人の絶望(1)

 ダミヤが捨太郎に激しく責め立てられているその頃、静子夫人は地下の個室でひとりぽつんと座り込んでいた。  山内による人工授精が実行されてからは、静子夫人に対する調教はさすがに以前のような激しさは影を潜めている。それを埋め合わせる形で京子や小夜子、そして珠江といった他の囚われの美女にかかる負担が増えているのは事実ではあったが。  千代の指示により、個室の中では静子夫人は縄も解かれ、下穿きや襦袢といっ…
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新花と蛇

176.ダミヤの涙(3)

「そりゃそうさ。ずいき製の褌だからね」 「お、お願いですっ。は、外してくださいっ」 「ハハハ、あんたの花婿さんに優しく外してもらうんだね」 「は、花婿ですって?」  ダミヤの顔色がさっと青ざめる。 「な、なんのことですかっ」 「いけばわかるさ」  義子とマリは代わる代わるダミヤの体を小突きながら、一階の廊下の突き当たりにある座敷の前まで連れて行く。 「ここがあんたと花婿さんが新婚生活を送るためのス…
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175.ダミヤの涙(2)

「確かに、遠山氏の依頼で静子夫人の調査を行っていました。何しろ僕の目の前でさらわれたのですからね。探偵としては大変な失態です。おまけに遠山氏の義理の娘の桂子が団長をしていた葉桜団という女愚連隊に潜入捜査をさせていた助手の京子、そしてその妹の美津子さんまで行方不明になってしまいました」 「なんですって?」  事の大きさにダミヤは驚きの声を上げる。 「その後、僕の遠縁にあたる四谷の村瀬宝石店の令嬢、小…
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174.ダミヤの涙(1)

 一時は静子夫人と京子の救出を諦めかけた山崎だったが、娘の身を案じる美紀夫人と絹代夫人に懇願され、久美子に励まされてようやく再び戦う気力を取り戻したのだ。  しかしその戦いも森田組と葉桜団が仕掛けた偽装タクシーというトリックにまんまと引っ掛かり、山崎の無残な敗北に終わろうとしていたのである。 「それじゃあそれぞれ、仕事に取り掛かってくれ」  森田がそう言うと銀子が「ちょっと待ってよ」と口を挟む。 …
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