アーカイブ: 4月, 2019 - ページ 2

新花と蛇

192.肉の狂宴(5)

「そ、そうはさせないわっ」  京子は山崎に必死の表情を向ける。 「山崎さんっ、お願いっ。この人たちのことを二度と追求しないと誓って! わ、私のことは忘れてっ」  京子が涙声で山崎に呼びかけたのを聞いた美津子と小夜子が思わずもらい泣きの声を上げる。  黒人との交合の様子を映画に撮られた自分と小夜子はもちろん、互いの身体を獣のように貪り合う姿をフィルムに収められた美津子と文夫も、もはや一生日の当たる場…
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新花と蛇

191.肉の狂宴(4)

「うっ……」  男二人掛かりの力に抗しかねて山崎は全裸のまま立たされる。あらわになった山崎の股間の逸物が半立ちになっているのを見た川田と吉沢は声を上げて笑い出す。 「なんだ、その様は」 「恋人が黒人にハメられているのを見てチンポコおっ立てるなんて、てめえは変態か」  川田と吉沢は口々にそう罵りながら、山崎の体のあちこちを小突き回す。 「やっ、やめろっ」  山崎は抵抗しようとするが、全身を堅く縛り上…
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新花と蛇

190.肉の狂宴(3)

 いや、それだけではない。本心かどうかはともかくとして、京子ははっきりと山崎に対する裏切りの言葉を吐いたのだ。  恐ろしい誘拐犯からどんな目にあっても、たとえ身体は屈することがあっても心まで屈することはないはずだ。いや、屈しないで欲しいというのが山崎が京子に期待したことだった。しかしながら今、京子は悪魔たちに心から屈服したかに見えるのだ。 「もう山崎のことは愛していないんだね?」  マリが念を押す…
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新花と蛇

189.肉の狂宴(2)

「美っちゃん、ごめんっ」  文夫は美津子に詫びながら猛然と腰を突き上げる。そんな文夫の人が変わったような激しい動きに翻弄されながら、美津子は心の中に苦い嫉妬が湧き上ってくるのを感じている。 (文夫さん……小夜子さんの姿を見て興奮しているんだわ)  文夫がいきなり自らの男らしさを証明するかのように美津子を攻め始めたのは、姉の小夜子に挑発されたからだと美津子は確信に似た思いを抱くのだ。  文夫が小夜子…
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