アーカイブ: 9月, 2019

新花と蛇

236.奴隷のお披露目(36)

 文之助のそれはお小夜同様健康的な色を示しており、襞も少なく形も整っている。 「男と女だから身体の前の方は全然違うけれど、お尻の方はとてもよく似ているわ。やっぱり姉と弟ね」  お春がさも楽しげにそう言うと、お夏が「まったく。お春の言うとおりだわ」とケラケラ声を出して笑う。 「いつまで穴比べをしてやがるんだ。とっとと調教しねえか」  相変わらず徳利を抱えながら、お春とお夏の調教ぶりを見守っていた鬼源…
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新花と蛇

235.奴隷のお披露目(35)

 お小夜はゆらゆらと波に揺れる海草のように、そのしなやかな裸身をうねらせ続ける。お小夜の身体に視線を注いでいる文之助の吐息は熱っぽさを帯び、瞳は潤み、股間の剛直はますますその屹立の角度を増していくのだった。  姉弟が自分たちの思う壺にはまってきたのを感じたお春とお夏は、互いに目配せをしあうと、お小夜と文之助の背後からその柔肌をゆっくりと愛撫し始める。 「ああ、文之助。もっと見て。お小夜の身体を………
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新花と蛇

234.奴隷のお披露目(34)

 お小夜がはっきりと頷くのを確かめたお春は、お小夜が身につけていた最後の衣類である湯文字をゆっくりと取り去る。神々しいまでに白いお小夜の全裸が露わになり、観客席から再び嘆声のような声が湧き起こる。 「おお……何と美しい」  土蔵の外で壁にしっかりと眼を当てている津村も興奮した声を上げる。 「旦那、お小夜は旦那を敵と狙っている女ですよ。その女にそんなに見とれるなんて、どういう訳ですか」  お桂が呆れ…
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新花と蛇

233.奴隷のお披露目(33)

「ふうん、何だか因果な性分ですね」  お桂がため息をつくように言う。  土蔵の中のお小夜と文之助は、互いに裸の上半身を擦りつけ、唾液まですすり合うような熱烈な接吻を交わしていくうちに、徐々にその顔は上気し、艶やかな肌はじっとりと汗ばんでくるのだった。  お春とお夏はそんなお小夜と文之助の様子にすっかり眼を奪われていたが、鬼源の「おい、そろそろお坊ちゃんの下穿きを脱がせてやんな」という声にはっと我に…
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新花と蛇

232.奴隷のお披露目(32)

「ついに接吻したわ。姉と弟で。なんて愉快なのかしら」  土蔵の中を覗いていたお桂は思わず歓声を上げるが、隣でやはり壁の隙間から土蔵の中を覗いている津村が難しそうな顔をしているのに気づき、声をかける。 「どうしたのよ、旦那。浮かない顔をしているじゃない。面白くないの」 「面白いと言えば面白いが……」  津村は困惑げに首をひねる。 「お小夜がなぜあんなことまでしているかというと父親の敵を討ちたいから、…
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