アーカイブ: 3月, 2020

新花と蛇

292.無残千原流(8)

「お母様も静子様に愛されて、可愛い泣き声を上げているわよ。ほら、ご覧なさい、あんなに気持ち良さそうにお尻を振って」  珠江夫人にそう囁かれた美沙江は、絹代夫人に目を向ける。夫人の言葉どおり、絹代夫人は静子夫人の操る張り型で貫かれ、優美な腰部をなよなよと悶えさせながら甘いすすり泣きの声を上げているのだ。  レスボスの快楽に喘いでいる絹代夫人と美沙江の視線が交錯し、母娘ははっと頬を赤らめて顔を逸らせよ…
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新花と蛇

291.無残千原流(7)

「駄目ですわ、お嬢様。女奴隷には恥ずかしいなんて感情は許されないのです。さ、もっとお尻を振って、お客様を誘うのです」  珠江夫人はそう言って美沙江の尻を軽く叩く。すると美沙江は甘くすすり泣きながらもコクリと頷き、未だ幼ささえ感じられる尻をゆらゆらと揺らす。  時造によって純潔を散らされて間もない十九歳の美沙江の裸身は、女と言うよりも美少女という表現の方がふさわしい。そんな美沙江が女の秘苑から、双臀…
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新花と蛇

290.無残千原流(6)

「た、珠江様っ、あ、あんまりですわっ」  珠江夫人の手によって、衆人環視の前で究極の羞恥の姿を晒されている美沙江を目にした絹代夫人が、耐えられなくなったように声を上げる。  珠江夫人は顔を上げ、困惑したような視線を絹代夫人に向ける。  その時、それまで舞台の後方で控えていた静子夫人が絹代夫人に近寄り、隣にしゃがみこむと「何があんまりですの。絹代様」と尋ねる。 「だ、だって……」  絹代夫人は声を詰…
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新花と蛇

289.無残千原流(5)

 珠江夫人と美沙江は、そんな観客たちのやりとりも耳に入らないのか、同性愛の交わりにすっかり身も心もすっかり浸りきっている。美沙江は珠江夫人の、珠江夫人は美沙江の、女の源泉から、いわゆる蟻の戸渡りから双臀の狭間に秘められた菊蕾に至るまで粘っこく愛撫し続けるのだ。  二人の美女の秘奥からは、むっとするような甘い香りの樹液が流れ落ちる。それとともに珠江夫人と美沙江の喉からは、聞くものを痺れさせるような切…
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新花と蛇

288.無残千原流(4)

「そんな……そんな恥ずかしいこと、い、言えませんわ」 「駄目よ。言えないとおば様はずっとこのまま、殿方の前で恥ずかしいところを、ま、丸出しにしておかなければならないのよ。おば様はその方が良いというの?」  美沙江はそう言うと観客席の方を向いて、 「ねえ、皆さま、遠慮せずにもっと傍にお寄りになって。おば様のこの恥ずかしい姿をご覧になってくださいな」  と声をかける。  やくざたちは我がちに舞台下に殺…
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