アーカイブ: 5月, 2020

新花と蛇

312 桂子の告白(2)

「せっかくなんで何か余興でもやらせてみましょうか。卵割りなんかどうですか」  銀子が男たちに尋ねると、岡田は「いや」と首を振る。 「ショーは十分堪能させてもらったよ。それよりも、このお嬢さんと少し話をしてみたいな」  岡田の言葉に銀子と朱美は顔を見合わせる。 「心配しなくても余計なことは聞かないよ。うちにも同じような女奴隷がいるんでね。参考にしたいんだ」 「まあ、そういうことなら構いませんが」  …
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新花と蛇

311 桂子の告白(1)

 白熱したショーが終了し、岩崎や弟の時造、岩崎の妾や大塚順子といった一部の客がホストである田代によって割り当てられた部屋に引き上げた後、残りの客の多くは二階のホームバーに集まり、ショーの余韻を楽しむように歓談に興じていた。  岡田も、関口や石田とともにボックス席で水割りを飲みながら、ショーの感想を熱く語り合っている。 「それにしても森田組も大したもんだ。しばらく前まではこっちのシノギではうちとドッ…
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新花と蛇

310 母と息子(5)

 春太郎と夏次郎の二人がかりで責め立てられている美紀夫人は、次第に自分がどうなっているのか分からなくなってきている。頭の中に断続的に火花のようなものが跳び、快楽の波はその勢いを増し、わずかながら残っていた美紀夫人の理性を、遙か彼方へと押し流していくのだ。  夫人はもはや自分の肉体が血を分けた息子の視線に晒されていることすら忘れて、絶え間なく甘い吐息を吐き、春太郎が繰り出す責め具を受け入れた秘奥から…
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新花と蛇

309 母と息子(4)

「あっ、ああっ」 「ううっ……」  美紀夫人と文夫は、全裸の姿で向かい合わせにされたまま、責め上げられている。  春太郎は芋茎紐を巻きつけた筒具で夫人の秘奥を、夏次郎は小巻きと呼ばれる裏門専用の淫具で菊門を責め立てる。  一方、和枝もまた春太郎から渡された小巻きで文夫の菊門を、葉子は肉棒を、そして町子が玉袋を粘っこく責め立てている。 「ああっ、あはあっ……」  前門から込み上げる激しい官能と、後門…
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新花と蛇

308 母と息子(3)

 殺風景な四畳半のその部屋には、小さな和箪笥以外の家具は何もない。天井の梁から鎖が垂らされ、そこに素っ裸の男女が入り口に背を向けて、高々と手を掲げた姿で縛られている。  町子はすぐに、その全裸の男女が村瀬文夫と母親の美紀であることに気づく。和枝は文夫の姿を見るなり、「文夫ちゃん、会いたかったわ」と言って、裸の文夫の背ににしがみつく。  和枝にいきなり抱きすくめられた文夫は「あっ」と小さな悲鳴を上げ…
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