課長 冴子

『課長 冴子』は当サイトに連載した『恵子と美佳』によって後にプロ作家としてデビューした独立(藤隆生)さんが、『恵子』に続く作品として書いたものです。制作は一時『恵子」と並行して行われ、白川が未完成の初稿をいただいたのは1999年10月のことです。その後1年以上が経過、2000年12月に初稿が完成しました。前半に冴子の元同僚のサディスティンが登場する初稿はそれなりに面白かったのですが、後半の冴子の部下達が活躍するシーンと前半とのつながりがあまり良くなく、作品全体を見渡すと後半の方が圧倒的に面白いという白川の意見を入れて、その後独立さんが全面的に書き直したのが2ndバージョンです。<!–more–>

この書き直しの前後にマドンナメイトでの『恵子と美佳』出版の話が進行しており、『冴子』についても出版向きの題材ではないかということを提案したことがあるのですが、その時点では別の作家で同様のテーマのものの発行予定があるという理由で流れました。その後『冴子』はお蔵入りの状態にあり、『十央子』の方が先に掲載されたりしたのですが、2002年3月に独立さんが上京した際に相談し、同年4月から7月まで全27回を短期連載することとなりました。

掲載版の『冴子』は実は白川の筆が相当入っています。冴子と良子の関係や、冴子の夢のシーンなどは白川が後で付け加えたものです。このため白川が「補作」という役割の旨を表示しています。

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