「あ、ああっ!」
 思わず久美子の口から小さな悲鳴が漏れる。しかしそれはまるで、ただ拒絶するのではなく身体の裡に芽生えた甘い官能を訴えるかのようだった。
 すかさず義子が人差し指の第二間接まで久美子の菊花に食い込ませて激しい抽送を行い、同時に「せせらぎ」を久美子のほころび始めた花唇にまでべったりと塗り込んで行くのだ。
「う、うーん」
 久美子は苦悩の呻き声を上げるが、マリが次に久美子の薔薇の蕾のような乳首にチュッ、チュッと音を立てて吸い上げると、すぐにそれは甘い喘ぎ声に変わっていく。
「ああ、ああ……嫌……嫌よ……」
 久美子はすっかり義子とマリの手管に翻弄され、たくましいまでに引き締まった裸身をやるせなさそうに身悶えさせる。
「義子とマリったらなかなかやるじゃない。こっちもうかうかしていられないわ」
 銀子は朱美にそう声をかけるが、口元には余裕の笑みを浮かべながら羽帚で美紀の太腿の付け根をくすぐり続けている。一方朱美は背中やうなじをくすぐっていた羽帚を徐々に、美紀の豊かな乳房の麓あたりへ移行させる。
 美紀は何かに耐えるかのように歯を食いしばり、裸身を小刻みにふるえさせていたが、やがて銀子の羽帚の先がむっちりとした双臀の奥に秘められた菊の蕾に、そして朱美の羽帚が濃いピンク色の乳首に辿り着くと「う、ううっ!」と声を上げ、身体の震えを激しくさせる。
「やっぱり思った通りだよ。小夜子と同じでおっぱいがすごく敏感だ」
 朱美はそう言うと銀子に笑いかける。銀子も冷酷な笑みを浮かべて、まさに菊花という表現がふさわしい、花弁を思わせる襞に縁取られたアヌスをくすぐる。
「だ、駄目っ! そんなところっ」
 途端に美紀は悲鳴を上げ、激しく腰部を悶えさせる。そんな美紀の狼狽ぶりを銀子と朱美は顔を見合わせて嘲笑するのだ。
「小夜子は最近はそこのところだって随分感じるようになったんだよ。母親のあんただって同じところを可愛がられたら悪い気分はしないはずさ」
 朱美のその言葉を聞いた美紀は「あ、あなたたちっ、いったい小夜子に何をしたのっ」と悲痛な声を上げる。
「小夜子がどういう目にあったのかをこれからあんたに身をもって経験させてやろうっていうんだよ。娘が受けた苦しみをたっぷりと味わいな」
 銀子がそんな風にせせら笑うと朱美が「あら、銀子姐さん、苦しみだけでもないんじゃない? 快感だって一杯経験しているはずよ」とまぜっ返す。
「確かにそうだね。苦しいのも快感になるみたいだし。浣腸されてウンチを我慢している時の小夜子の表情なんて、いきそうになっている時と変わらないものね」
 銀子と朱美はそんなことをいって笑い合うと、腰を据えて美紀をいたぶり出す。朱美が美紀の豊満な乳房をゆっくりと揉みしだきながらうなじや胸元にチュッチュッと接吻していくと、銀子が指先で美紀のアヌスをくすぐりながら、羽帚を使ってクリトリスを刺激する。
 田代と森田は、あの小夜子の母親である美紀がどんな道具立てをしているのか興味がわくようで、銀子と朱美の手元を覗き込み、驚きの声を上げる。
「ほう、これはこれは」
 今や美紀は二人の不良少女の愛撫によって美紀が肉襞の奥まですっかり露わにしている。美紀の豊潤なワインを思わせる色合いをした花襞は柔らかく綻び、見事なまでの開花を示しているのだ。
「小夜子のそこは静子夫人のものに勝るとも劣らぬ名器だが、そういったものも母親から娘に遺伝するのかも知れませんな」
 その新鮮な果肉は二人の子を産んだ45歳の人妻のものであるということが信じられないほどであり、田代と森田はそろって感嘆のため息をつくと、顔を見合わせて淫靡に笑い合うのだ。
 美紀と反対側のベッドの上では、絹代がかつての女中である友子と直江に執拗に責め立てられている。美沙江や珠江に対する調教に加わることによって多少経験を積んだ二人だったが、責めの熟練度においては葉桜団の他のメンバーに比べるとずっと引ひけを取るのは否めない。
 そんな焦りもあって、ややぎこちない手つきで絹代の柔肌を愛撫している二人の傍らで、大塚順子がまるで軍師のように座り込み、絹代の反応に一々論評めいたものを加えている。
「あら、今脇腹をなでられた時に、奥様は身体をぴくっとさせたわね。ひょっとしてそこがお感じになるのかしら」
「アヌスはさすがに経験はないようね。でも、そうやって軽くくすぐられるのは悪い気はしないでしょう?」
「あらあら、お臍の下のお肉がヒクヒクしているわ。そういう時は、恥骨のあたりをマッサージしてもらったら気持ちが良さそうね」
 友子と直江はそんな順子の言葉に導かれるように責めの手を変えていく。すると最初は元女中の手でいたぶられるという屈辱と嫌悪に眉をぐっとしかめ、唇を噛んで堪えていた絹代だったが、肉体のツボを巧みに刺激されることで、やがてハアハアと熱いため息を吐き始めるのだ。
「あっ、と、友子さん、も、もうやめてっ!」
 絹代はついにそんないかにも切なげな声を上げ、優美な裸身をもどかしげに悶えさせるのだ。
 隣で久美子を責めていた義子とマリはそんな絹代の変化を見て顔をしかめる。
「友子と直江、大塚先生に助けてもらうなんて八百長と違うんかいな」
「あら、大塚先生はただ感想を言ってくれてるだけや。別に八百長やあらへんで」
「良く言うよ、まったく」
 友子の居直りめいた抗弁にマリが声を荒げた時、鬼源が「やめな、せっかく燃えている三人の熱が冷めちまうぜ」と割って入る。
「友子と直江はおめえたちに比べてずっと経験が浅いんだ。それくらいのことは大目に見てやれ」
「ふん、鬼源さんにそう言われちゃあ、しょうがないね」
 マリは憮然として答える。
「マリ、こうなりゃ全力で久美子を追い込もうやないか。友子と直江に負けちゃいられんで」
「わかった」
 義子とマリは再び久美子の身体に取り付き、責めのピッチを上げ始める。
「大事な処女膜を破る訳にはいかんから、この小菊用のお道具で徹底的に責めてやるよ。覚悟するんやで」
 義子は肛門用の細身の責め具を取り上げると、久美子の菊花に挿入しようとする。
「い、嫌っ。そんなことっ」
 久美子はなよなよと尻を振り、義子が突き出す矛先を避けようとするが、堅く縛られた上に両肢を無残に吊られた姿ではさしたる抵抗もできない。義子はニヤリと笑みを浮かべると、ドリル状の責め具の先端を久美子の菊蕾に押し当て、ぐいと突き立てる。
「あっ、ああっ!」
 羞かしい排泄器官を淫具で貫かれた久美子は、傷ついた獣のような悲鳴を上げる。義子は顔色も変えずに責め具をゆっくりと抽送し始める。
「どうや、おケツの穴でドリルをしっかりと呑み込んだ気分は? なかなか乙なもんやろう」
 義子はそんな風に嘲笑を浴びせながら久美子の菊花を責め立てる。それに合わせてマリが久美子の乳房を揉み上げ、うなじや胸元、そして久美子の急所の一つである耳の後ろに断続的に口吻を注ぎ込む。