「言わないのなら言えるようにしてあげるわよ」
 マリが滑車から垂れ下がった糸に手をかけると、思い切り引く。たちまち花芯が限界まで引き伸ばされ、久美子は絹を引き裂くような悲鳴を張り上げる。
「ああっ! ち、千切れちゃうっ!」
 久美子が狼狽のあまりそんなことを口走ったので、ホームバーの男女はどっと笑い声を上げる。
「い、言います。言いますから糸を引っ張るのはやめてっ!」
 久美子は涙まじりの絶叫を喉から振り絞る。
「く、クリトリスをそんな風にいじめるのはもう許して、許して頂戴っ!」
 久美子は強制された言葉を吐くが、鬼源は残酷な笑みを浮かべたまま、引き伸ばされた久美子の花芯を嵩にかかって責め立てる。
「ああっ、お願いっ、もう、言ったじゃないっ。ああっ、ゆっ、許してっ!」
 わめくような声を上げる久美子の秘奥からピュッ、ピュッと透明な液体が噴き上がり、義子とマリは思わず目を丸くする。
「まあ、この娘、潮を噴いたわ」
「処女の癖に大した淫乱娘やないか」
 義子とマリが両手を久美子の陰唇にかけてぐいとこじ開けると、久美子はまるでそれを待ち兼ねていたようにピュッ、ピュッと一段と高く潮を噴く。
「ああっ、何てことっ。ど、どうなっているのっ!」
 すっかり狼狽した久美子がそんな支離滅裂な言葉を吐き始めたので、ホームバーを埋め尽くした男女はゲラゲラ笑い出す。
「どう、お核を責め上げられる気分は。案外悪いもんやないやろ」
 義子がそうからかうと久美子はヒイヒイ泣きながら、「も、もう許してっ。お、おかしくなりそうなんですっ」とすがれた声で哀願する。
「義子、マリ、ここでじゃじゃ馬娘を一気に追い込むんだ」
 鬼源はそう言うと、義子とマリに小声で何事か指示する。義子とマリは同時にニヤリと笑みを浮かべて頷く。
 義子は鬼源から受け取った筆で久美子の女芯を責め立て、マリはぐいぐいと糸を引く。久美子はその度に「ヒイッ、ヒイッ」と絶叫する。同時に両隣の美紀と絹代も、久美子と競い合うように獣のような咆哮を喉から迸らせている。
「ああっ、お、おかしくなっちゃうっ!」
 激烈な感覚に久美子は口元から泡を噴きながら、支離滅裂な言葉をわめき立てている。
「もうっ、もう許してっ。お願いっ」
「約束の30分まで、まだ半分も経っちゃいないわよ。もうケツを割るっていうの?」
 マリがわざとらしく腕時計を久美子に見せつけながら問いかけると、久美子ははっとした顔付きになる。
「我慢出来なくなったのなら浣腸責めに切り替えるように鬼源さんにお願いしてあげるで。ええ、どうなんや?」
 義子の言葉に久美子は首を振る。ここで降参したら、なんのために責めを志願したのか分からない。しかし久美子の表情には先程とは打って変わって明らかな脅えが浮かび、視線は頼りなく宙をさまようのだ。
「ほう、この娘、まだ頑張るらしいで、鬼源さん」
「そりゃあいい覚悟だ」
 鬼源はニヤリと笑みを浮かべる。
「それなら今度はこれだ。果たして耐えられるかな」
 そう言うと鬼源はポケットから細い革紐を取り出す。鬼源は久美子の股間に顔を近づけると、限界まで引き伸ばされた花蕾に革紐を器用に巻き付ける。
「もっとでかくなるように豆を鍛えてやるぜ」
 鬼源は残酷な笑みを浮かべると革紐の先端を両手で持ち、シュッ、シュッと左右に引き始める。
「ああっ、な、なんてことをするのっ!」
 鬼源が革紐を引くたびに敏感な花芯が擦られ、その激烈な痛みに久美子は絶叫する。木枕に乗せ上げられた腰部はガクガクと激しく震え、義子とマリが二人掛かりで押さえ付けなければならないほどである。
「ああっ、焼けちゃうっ。クリトリスが、クリトリスが焼けちゃうっ!」
 革紐の摩擦で久美子のその部分に火傷をしたような感覚が走る。久美子は支離滅裂な言葉を吐きながら裸身を激しく悶えさせている。
「義子、この娘のそこにもっと油を垂らすんだ」
「了解」
 義子は筆に媚薬入りの油をたっぷり含ませると、革紐で責め立てられている久美子の秘芯に垂らす。焼け付くような敏感さを示している花蕾に油が染み渡る感触に、久美子は獣が吠えるような声を上げる。
「油のおかげで滑りが良くなったぜ」
 鬼源はニヤリと笑うとさらに激しく革紐を動かす。「もう嫌っ! もう嫌っ! 駄目っ! ああっ、許してっ!」
 久美子は口の端から泡を吹きながら哀願する。秘奥からは断続的に潮が噴き上がり、久美子の感じているのが苦痛だけではないことをはっきりと示している。
「マリ、構うことないから思い切り引っ張ってやって」
「了解」
 義子とマリは残酷な笑みを交わし合うと、久美子に止めを指すべく責めの手を強める。マリの引く細い糸で限界まで引き出された久美子の女の魂は、鬼源の操る革紐で擦り上げられ、さらに義子によって怪しげな薬の入った油を塗りたくられる。
 そんな苛酷な責めが10分ほど続けられ、久美子は汚辱と苦痛、そして身体の裡から湧き上がってくるような妖しい被虐の性感にのたうちまわっていたが、ついに耐え切れなくなり悲鳴を上げる。
「ああああっ! もう駄目っ! 浣腸してっ! 浣腸責めにしてっ!」
 女の最も敏感な部分に加えられる残酷な責めに耐え兼ねて脳乱の極に達した久美子がついにそんなことを口走ったので、ホームバーに詰め掛けた男女はいっせいに笑い出す。
「この娘、自分から浣腸して欲しいって言い出したで」
 義子はそう言うとマリと顔を見合わせて笑い合う。
「単に時間稼ぎをしようと思っているだけじゃないかしら。ええ、どうなの、久美子」
 マリがそう言ってクイ、クイと糸を引くと久美子は「ち、違いますっ!」と絶叫するような声を張り上げる。
「ほ、本当に浣腸して欲しいのです。お願いです。わ、私を浣腸責めにかけてください」
 久美子がすすり上げながらそう言うと、ここでこの柔道を使うじゃじゃ馬娘を徹底的に追い込むべきだと考えた義子とマリは、さらに言い募る。
「豆吊りのお仕置きに耐えられなくなって浣腸責めにかけてくれなんて言い出したのだろうけど、言っておくけど浣腸責めだって甘くないわよ」
 マリはそう言うと久美子の形よく窄まった菊蕾を指先で弾く。
「ここからお薬をいれて、お腹が蛙みたいになるまで続けるのよ。久美子に耐えることができるかしら」
 マリにそんなことを問いかけられた久美子はたちまち脅えた表情になり、頼りなく視線をさまよわせる。これまでずっと気丈さを保ってきた久美子が、ついに堕ちつつあることを覚ったマリは、さらに久美子を追い詰める。
「もちろん、責めを受けるのは久美子だけじゃないのよ。美紀にも絹代にも浣腸責めを受けてもらうけど、いいわね」
「わ、私が受けますから……奥様たちは……」
 久美子が気弱な口調でそう言いかけると、義子が「駄目や」とぴしゃりと言い放つ。