「昨日たっぷり浣腸してやったせいか、ほとんど汚れてねえだろう」
「はい……」
 鬼源の言葉に久美子は頷く。苛酷な調教の連続のせいか、その表情からは反抗心がすっかり失われている。
「この分ならお嬢さんのケツの穴から卵を産ませるのもそんなに先のことじゃないぜ」
 鬼源はそう言うとほくそ笑む。
「そう、それは良かったわ」
 銀子も淫靡な笑みを浮かべながら頷く。
「ところでお嬢さん、私達がどうしてお嬢さんの処女を破らないでいるのかわかる?」
 銀子に問いかけられた久美子は悲痛な表情になる。
「わかりません……」
 久美子は首を振るが、胸の中にはどす黒い予感めいたものが込み上げてくるのを感じている。
「それはね……」
 銀子がクスクス笑いながら久美子に囁きかける。
「岩崎親分を迎えた時、久美子に特別なショーを演じてもらいたいからよ。いったい何だと思う」
 久美子は脅えたように首を振る。
「私をその場で――恐ろしい仕置きにかけようというのですか」
「親分は顔は怖いけど意外と優しいから、久美子を酷い責めにかけたって悦ばないわよ」
 銀子はそう言って首を振る。
「そうじゃなくて、親分の目の前でお嬢さんとお兄さんでショーを演じてもらいたいの。お嬢さんの処女喪失、近親相姦ショーをね」
「ひっ!」
 その言葉を聞いた久美子はあまりの恐ろしさに肌が粟立つのを感じる。
「い、嫌ですっ。それだけは嫌です」
 久美子は激しく首を振る。
「お嬢さんは森田組の女奴隷になったんでしょう? 拒否する権利なんかないのよ」
「で、でも、そんな恐ろしい――そんなことは絶対出来ません。わ、私達は本当の兄妹なんですっ」
「だからどうだっていうの? 兄妹だろうが、親子だろうが、そんな人間社会での関係は奴隷の間では通用しないのよ」
 銀子はそう言うと久美子の肉芯を吊ったテグス糸をくいくいと引く。
「ああっ、痛いっ! やっ、やめてっ!」
 そんな銀子の責めに調子を合わせるように鬼源が再びピンポン玉を久美子の双臀の狭間に押し付け、隠微な穴から呑み込ませようとする。
「いっ、痛いっ! 痛いわっ」
「身体の力を抜きなさい、反抗の意志を捨てるのよっ」
 銀子が叱咤するように久美子に言う。
「静子夫人と桂子、京子と美津子、それぞれ母娘と姉妹だけど、立派にショーを演じたのよ。久美子だって同じ奴隷なら出来るはずでしょう?」
「で、でも、それは……」
 久美子は唇を震わせながらしきりに首を振る。
 女同士が道具を使ってレズビアンを演じるのと、男と女が実際にその肉と肉で絡み合うのはまるで違う。前者は本質的にはセックスとは言えないのだ。
 それに、静子夫人と桂子の場合は母娘とはいっても義理ではないか。血を分けた兄妹が肉の交わりを持つのとではその重みが違うと久美子は言いたいのだ。
「それじゃあ、小夜子と文夫の場合はどうなるの? あの二人だって男と女だけど、血を分けた姉弟でもあるじゃない」
「えっ?」
 久美子は銀子の顔を見る。
「あ、あなたたち……村瀬宝石店の小夜子さんと文夫さんにいったい何をしているの?」
「何をって、ご想像の通りよ。姉と弟でポルノショーのコンビを組ませるための調教をしているところよ」
「な、何ですって……」
 久美子は愕然とした顔つきになる。
「といっても、せいぜい二人並べて珍芸を演じさせるくらいで、まだ肉の交わりは持たせていないけどね」
 銀子はそう言うと鬼源と顔を見合わせて笑う。
「文夫は今度のショーでは昼の部は京子、夜の部は美津子と組まなきゃならないので、それだけで精一杯で、とてもお姉ちゃんとセックスしている余裕までねえのさ」
「これで男役者が不足している事情が分かったでしょう? 他に鬼源さんの弟子で捨太郎って薄馬鹿がいるけど、これはあそこが物凄く大きい上に並外れた絶倫だから普通の女じゃあとても相手が勤まらないのよ。今までは静子夫人が相方を務めていたんだけど、生憎腹ボテになっちゃんたもんだから、今は珠江夫人が代わりにコンビを組むことになっているわ」
 銀子はショーの趣向についてさも楽しげに久美子に説明するが、久美子は彼らの言う「ショー」のあまりの恐ろしさと背徳性に、美麗な裸身を震わせるばかりであった。
「それでも、今回の岩崎親分を歓迎するショーが終われば、コンビは大幅に組み替える予定よ」
 銀子はニヤリと冷酷な笑みを浮かべる。
「さっき久美子が失神している間に鬼源さんと話していたのよ。せっかく新しい奴隷が入荷したんだから、これを有効に使わない手はないってね」
 いったいこの悪鬼たちは何を考えているのか。背筋に悪寒が走り、久美子は裸身をぞくっと震わせる。
「絹代夫人については大塚先生がどうしても湖月流の人間花器に仕立て上げたいと言っているからしょうがないわ。当分の間は大塚先生のお稽古を受けてもらって、その間に珠江や美沙江とレズのコンビの調教を加えることにするわ」
「美紀夫人の方は小夜子、そして文夫で家族相姦のトリオを組ませる。まずは母娘のねっとりしたレズショー、母と娘が同時に気をやるまで演じさせる。場内が盛り上がったところで文夫が登場。母と姉がたっぷりと、フランス式とイタリア式の愛撫を施す」
「美しいお母様とお姉様が二人掛かりで舌と唇で愛されると、文夫のおチンチンもムクムクと大きくなって来るはずよ。最後は文夫が姉と母親二人を相手に鴬の谷渡り。三人とも美男美女ぞろいだから、お客様の拍手喝采は間違いないわ」
 久美子はあまりの恐ろしさに口もきけないでいる。久美子の身体の力が抜けたのを見計らって、鬼源が再び狭隘な双臀の狭間にピンポン玉を押し込んで行く。
「ああっ……」
 久美子の菊蕾は毒っぽく開花し、白いピンポン玉を呑み込んでいくのだ。
「そうそう、大きく口を開けて呑み込むのよ。そう、いい子ね……その調子よ」
 銀子はそんな久美子をからかうように乳房を揺さぶるように揉み上げたり、花芯の先を擽ったりしている。
「ぎ、銀子さん……」
「なーに、お嬢さん」
 久美子がようやく唇を震わせるのを、銀子はさもおかしげに見つめている。
「む、村瀬宝石店の家族を本当に、そんな恐ろしい目にあわせるつもりなんですか……」
「お嬢さんはそんなこと気にする必要はないわよ。今は自分のお尻の穴を広げることだけを考えていればいいのよ」
 そう言うと銀子は久美子の肉付きの良いヒップをピシャリと平手打ちし、さもおかしそうにくすくす笑う。