京子、美津子、そして小夜子のすらりと伸びた両肢がゆっくりと扇のように開かれる。あまりの羞恥にもじもじと身を悶えさせ、逡巡を示している美紀夫人の逞しいばかりに張り出した双臀にマリの青竹が飛ぶ。
「さっさと開くのよ!」
 マリは次に美紀夫人と向かい合わせになった小夜子の尻を青竹で叩く。
「ううっ!」
 小夜子の苦悶の声を耳元で聞いた美紀夫人は、「ま、待ってください」と声を上げる。
「い、言われたとおりにしますわ。だから、小夜子を打たないで」
 美紀夫人は哀切な声でそう言うと、小夜子に合わせるように肢を開く。四人の女が人の字型に開股の姿勢をとり、ぴったりと身体を合わせたのを確認した朱美は満足そうに笑い、部屋の隅に重ねられた洗面器を義子とマリに手渡す。
「義子、マリ、こいつを四人の股の下にあてがうんだ」
 朱美はそう言うと自分も洗面器を持って文夫の股間にあてがう。
「なるほど、さすがは朱美姐さんや。頭がええわ」
「こうすりゃあ一人で二人ずつ面倒が見れるわ」
 義子とマリはそう言って笑い合うと京子と美津子、小夜子と美紀夫人の重なり合った股間の下に洗面器をぴたりとあてがう。
「そのまま向かい合っているものどおしでキスをして、おマンを相手に悩ましく擦り付けながらおっぱじめるんだ」
「な、何てことを……」
 言語に絶する汚辱に呻く四人の美女。京子と美津子は悲痛に顔を歪め合っていたが、義子に「さっさと始めるんやっ!」と怒声を浴び、形の良いヒップを交互に打たれ、覚悟を決めたように顔を見合わせる。
「ああ……美津ちゃん、許して……姉さんを許してちょうだい」
「お姉さん……」
 屈辱の行為を誘うことを詫びているのか、それとも美津子の恋人である文夫を奪うことになることの許しを乞うているのか、京子はそう呻くような声を上げると、形の良い唇を、美津子の花びらのような唇にぶつける。
「ううっ……」
 同時に京子と美津子の花唇がぴたりと重なり合い、京子の秘貝がしぶきを上げ始める。
「み、美津ちゃん……お願いっ……」
「ああ、姉さんっ……」
 京子の熱い奔流を感じた美津子は、敏感な箇所に甘ったるい掻痒感を知覚し、思わず下腹部の緊張を解く。たちまち美津子の幼さを残す秘肉の間から滝のような迸りが現れる。
「何のかんの言っても仲良し姉妹だわ。ぴったりと息も合ってるし、なかなかうまいもんじゃない」
 時に一本の太い奔流となり、時に二筋の銀の流れとなりながら義子の洗面器を叩く美姉妹の熱いしぶきを眺めながら、朱美は満足そうな声を上げる。
「さあ、京子と美津子はもう始めたわよ。何をぐずぐずしているのよ」
 マリが小夜子と美紀夫人の双臀を青竹で交互に打つ。美しい母娘はもはやどうにもならないと顔を向け合うと、どちらともなく唇を求め合う。
 マリが慌てて青竹を床に置き、小夜子と美紀の股の下に洗面器をあてがう。母と娘の秘貝はぴたりと重なり合い、同時にしぶきを吹き上げる。
「すごいわ、ぴったり呼吸が合ったじゃない」
 マリが思わず感嘆の声を上げる。
「ほらほら、お坊ちゃん、女ばかりに恥をかかせるつもりなのかい? さっさとおっぱじめなよ」
 朱美は文夫の肉棒を指で摘まみながら邪険に振る。
「いやだね、なんだか硬くなってきたじゃないか。お母様やお姉様がおしっこをしている姿を見て興奮して来たのかい」
「ううっ……」
 そんな言葉による辱めを受けている文夫はさも辛そうに眉をしかめていたが、やがて女たちの後を追うように激しい放水を開始する。
「随分元気がいいじゃないか」
 羞恥の先端を摘ままれ、口惜しげにすすり泣きながら放尿する美少年の姿を朱美はさも楽しげに眺めながら、からかいを続けているのだ。

 羞恥の演技を終えた女奴隷たちは、義子とマリによって後始末をされている。互いの尿で相手の秘部を濡らしあった京子、美津子、小夜子、そして美紀の四人は消え入るような風情で小さくすすり泣いているのだった。
「四人の女を二人ずつ向かい合わせにして、キスをさせながら小便させるってのはなかなか壮観だね。鬼源さんに言って正式な出し物にしてもらったらどうだい」
「そうだねえ」
 津村の言葉に朱美は文夫の後始末をしながら首をひねる。
「二人ずつ完全なコンビにして、檻の中で寝起きも一緒にさせるならやれないことはないけれど、こんな風に四人一度ということになるとちょっと難しいね。ショーの出し物ってことになると確実にできないといけないしね」
「なかなか難しいもんだね」
 苦笑する津村に朱美は「そりゃそうだよ。津村さんも岩崎親分の前で恥をかきたくないだろう」と答える。
「さ、もういいだろう。始めるよ」
 朱美は文夫の肉棒を濡れタオルで拭い終えると、その形の良い尻をパシッと叩く。
 京子もまた義子によって座敷の中央に追い立てられる。互いに向かい合った京子と文夫の視線が交錯すると、京子は思わず慌てて目をそらす。
「どうして目をそらすんや。それじゃあコンビにならへんやないか」
 義子がいらだたしそうに京子の尻を叩く。
「京子はこの屋敷では、静子や桂子の次ぐベテランなんやから、若い文夫をしっかりとリードしなけりゃ駄目じゃないの」
 マリもまた京子のピンク色の乳首をぐいとひねる。京子は「わ、わかりましたわ」と言うと、美津子の方をちらと見る。
(美津ちゃん、ごめんなさい)
 京子はそうして無言で美津子に許しを乞う。美津子が悲痛に顔を歪めながら小さく頷くのを確認した京子は、改めて文夫に顔を向ける。
「ふ、文夫さん――」
 京子は口元に微妙な笑みさえ浮かべながら文夫に話しかける。
「美津ちゃんばかり相手にしてないで、た、たまには京子と遊びましょう。京子の身体をよく見て――美津子や、小夜子さんと比べると、おっぱいも、お尻も大きくて迫力があるとは思わない?」
 京子はそう言うと自らのグラマラスな肉体を誇示するように、豊満な乳房や逞しささえ感じさせるヒップを悩ましげに揺さぶる。
 確かに京子の空手によって鍛えられた身体はやや幼さの残る美津子のそれや、モデルのように均整の取れた小夜子の身体に比べると、格段の迫力がある。
 それは映画女優のラクウェル・ウェルチを思わせる野性味を帯びており、舞台映えすることでは静子夫人にも決して劣らないほどである。
 また、この田代屋敷に捕らえられたころは処女だった京子だったが、川田や鬼源、そしてシスターボーイの春太郎、夏次郎といった調教師たちによって丹念に肉体を開発され、最初の頃とは比べ物にならないほどの艶っぽさを発揮するようになっているのだ。