「ば、馬鹿なことはやめてっ!」
 狂ったように身体を捩らせるダミヤにてこずった川田は「吉やん、ちょっと手伝ってくれ」と声をかける。
「よし、俺が手伝ってやろう」
 森田はニヤニヤ笑いながら進み出ると「社長、いっしょにどうですかい。たまには運動しましょうや」と田代に声をかける。
「いいね」
 田代もまたニヤリと笑うと、森田とともにダミヤの両側に回り、太腿の付け根をしっかりと押さえ込む。
「ああっ! い、嫌っ!」
 必死に暴れるダミヤだが、森田と田代が馬鹿力を発揮して両腿を押さえ付けると身体を動かすこともままならなくなる。そんなダミヤの尻に、川田の構える浣腸器の嘴管が迫る。
「うーっ! うーっ!」
 猿轡をかけられた山崎がかっと目を見開き、懸命に身体を捩らせる。もちろん両手を天井から鎖で吊られているためそんな抵抗も空しいものに過ぎないが、手持ち無沙汰そうにしていた吉沢が山崎に近づくと、いきなりその腹部を蹴り上げる。
「ぐっ!」
 鳩尾を力任せに蹴られた山崎は苦悶の声を上げ、身体をくの字に折る。吉沢はそんな山崎を続けざまに蹴りまくる。
(やめてっ! やめてっ!)
 地獄図のようなそんな光景に久美子は必死で声を上げ、吉沢を制止しようとするが、猿轡を噛まされた身ではままならない。
「どうだい、ちったあ堪えたか」
 吉沢は苦痛に呻く山崎を憎々しげに見下ろしながら「森田組にたてついたことをゆっくりと反省するんだな」と吐き捨てるように言う。
(ああ……兄さん……)
 自分が悪鬼たちに屈したために、取り返しのつかない事態を招いてしまった。捕らわれの奴隷たちにとっての最後の希望だった兄の山崎だけでなく、その協力者で静子夫人の親友まで地獄に落としてしまうとは――久美子は悔やんでも悔やみ切れない。
(いっそあの時、舌を噛んで死んでしまえば良かった……)
 葉桜団の義子とマリによって山芋責めと姫輪責めというおぞましい拷問を受けながら、兄を森田組の奴隷にすることに協力を誓った久美子――あの瞬間自分は、悪魔に魂を売り渡してしまったのだ。ああ、どうしてその前に自ら命を絶たなかったのか。
 それだけではない。久美子は明後日の岩崎たちを招いたショーの席で兄に抱かれ、処女を散らすことを誓ったのだ。兄は妹の自分がそこまで堕落したことを知ったらどう思うだろうか――。
「うっ、ううーっ!」
 そんな懊悩に久美子が身を灼かれている間も、ダミヤに対する汚辱の洗礼は続けられている。ついに浣腸器の嘴管を呑みこまされたダミヤの体内に、悪魔の薬液が注ぎ込まれる。
「ああっ! や、やめてっ!」
 グリセリン溶液が腸内に次々と送り込まれてくるのを知覚したダミヤは、絹を引き裂くような悲鳴を上げる。
「Ne le faites plus, s’il vous plait!(もうやめてっ! お願いっ!)」
「ハハっ、とうとう泣きを入れるようになったじゃねえか。さっきまでの強気はどこへ行ったんだ」
 汚辱に泣きじゃくるダミヤを川田は痛快そうに眺めながら、浣腸器のポンプを圧し続ける。
「ほらほら、そう言ってる間に200cc、たっぷりと注ぎ込んでやったぜ。どんな気分だ。ええ?」
 川田はダミヤの迫力のあるヒップを思い切り平手打ちする。赤い手形がダミヤの白い尻にくっきりと浮かび上がる。
「生意気な女めっ。けっ、馬鹿にしやがってっ!」
 興奮した川田はそんなことを口走りながらダミヤの尻を叩き続ける。
「嫌っ! やめてっ! やめてっ!」
 激しいスパンキングを浴びながら泣きじゃくるダミヤ。美貌の金髪女の悶え振りをさも楽しそうに眺めていた田代が「それくらいにしておけ、川田」と声をかける。
「ああ……ひ、ひどいわ……」
 女っぽくすすり上げるダミヤの赤く腫れ上がった尻を田代はそろりと撫で上げる。
「まったく、やり過ぎだ。こんなに腫れちまったじゃないか。可哀想に」
 田代は気持ちの悪い猫なで声を出しながらダミヤの尻をなで回していたが、やがてふっくらとした尻たぼに手をかけ、ぐいと断ち割るようにする。
「ひいっ!」
 双臀の狭間に秘められた菊の蕾を露わにされたダミヤはかん高い悲鳴を上げる。
「ふうん、ケツの穴はだいたい日本の女と同じだな」
 田代が感心したような声を上げたので、森田、吉沢、そして川田はいっせいに噴き出す。
「社長、そりゃあ当たり前でしょう。フランス人と言っても同じ人間なんですから」
「川田はそう言うが、よく見りゃあ随分違いもあるぜ。見な」
 田代に促されて三人の男達が「どれどれ」と言いながらダミヤの双臀に近づく。言語に絶する汚辱にダミヤは激しく足をばたつかせる。
「痛っ!」
 ダミヤに胸板を蹴りつけられた吉沢が勢い余って仰向けに倒れる。
「何をやってるんだ。吉沢」
 森田は呆れたような表情を吉沢に向けながら「暴れられないように足を縛るんだ」と川田に声をかけ、ダミヤの片肢をぐいと引っ張る。田代が逆の肢を思い切り引っ張り、ダミヤの両肢は扇のように開かれる。
 開かれたその足首にそれぞれ川田と吉沢が取り付き、青竹を当てて縄をかけていく。
「嫌っ! 嫌っ!」
 必死の抵抗も空しく、ダミヤはまるで股裂きにされたような姿になる。息が止まるような羞恥と屈辱にダミヤは泣き叫び、悶え抜いている。
「それじゃあ、改めてじっくりと眺めてやろうじゃないか」
 田代は満面に笑みを湛えながら、身動きを奪われたダミヤの双臀に再び手をかけ、思い切り引き裂く。
「ああっ!」
 ダミヤの絹を引き裂くような悲鳴が地下室に響く。田代はそんなダミヤの悲痛な叫びをまるで心地よい音楽を聴くような表情で、上機嫌で双臀の狭間を覗き込んでいる。
「見な、親分。奇麗なピンク色をしているじゃねえか」
「ほう……」
 田代に促されてダミヤの菊花を覗いている森田が感心したような声を上げる。
「普通ここんところには多少色素の沈着があるもんだが、この女のケツの穴はまったくそれが見られない」
 田代はそう言うとダミヤの菊花に手を伸ばし、その縁のあたりに生えている産毛を指先でつまみ、いきなり引き抜く。
「うっ!」
 鋭い痛みにダミヤは身体をビクッと震わせる。田代は引き抜いた毛を森田や川田、そして吉沢に見せつけるようにする。
「見な。金髪女はケツの毛まで金髪だ」
 田代の軽口に男達はどっと笑いこける。あまりのことにダミヤは声もなく、怒りに唇を震わせるばかりだったが、ようやく「け、獣っ」と声を上げる。