「ねえ、ねえ、津村さん……」
美紀夫人が涙に濡れた瞳を津村に向け、その名を口にすると春太郎が「駄目よ、奥様」と口を挟む。
「もう奥様は津村さんの女になったのでしょう。そんな他人行儀な呼び方じゃなくて、あなた、って呼ぶのよ」
「わ、わかりました」
美紀夫人はもはや毒食らわば皿までといった心境になったのか、改めて津村をしっかりと見据えると「ねえ、あなた」と呼びかける。
「何だい、美紀」
津村もまた調子を合わせ、まるで自分の女に呼びかけるように美紀夫人を呼び捨てにする。
「美紀のお、お……」
美紀夫人は一瞬口ごもるが、思い切って「おマンコをよくお調べになって」とはっきりした声音で口にする。
美紀夫人が津村の前でついにそんな言葉を口にしたので、春太郎と津村は顔を見合わせてニヤリと笑いあう。
いったんそんな卑猥な言葉を口にした美紀夫人はまるで堰が切れたように「ねえ、ねえ、あなた、美紀のおマンコをよく調べて。奥の奥まで、じっくりご覧になって頂きたいわ」とはっきりした口調で言いながら豊満なヒップをゆらゆらと蠢かせる。
痛快なことに、そんな淫らな言葉を口にする度に美紀夫人の秘奥から新たな蜜が湧き出し、蟻の戸渡りを伝って双臀の溝へとたらたらと流れ落ちているのだ。
そんな美紀夫人の変化に気づいた津村は「そんなに言うのなら奥の奥までしっかりと調べてあげるよ」と言い、夫人の花びらに指をかけるとぐっと割り開くようにする。
「ああ……」
大きく開かれた美紀夫人の秘奥から、溜まった蜜がどっと流れ出す。夫人に群がる男たちはその濃厚で甘い香りに鼻孔を刺激され、一様に陶然とした顔つきになる。
「淫らな言葉を吐きながらここを見せびらかすことで興奮したんだね、美紀」
津村は美紀夫人をそんな風にからかいながら、夫人の女の箇所をさらに大きく開いていく。人妻らしく微かに色素の沈着した鮭紅色の花襞が露わになり、美紀夫人は喘ぐように「ああ、は、恥ずかしい」と言うと、羞恥に染めた顔をさっと逸らせる。
しかしながらその一方で、美紀夫人はもはや津村の行為に対して積極的な拒絶は示さず、水に揺れる海草のように豊かな腰部を揺らめかせているだけである。
「美紀には元々マゾの素質があったんだよ。いや、露出狂といった方が良いかな」
「そんな……ああ、そんなことはありませんわ」
「それならどうしてまだろくろく愛撫もしていないのに、観客に見せているだけでこんなに愛液を流すんだ」
津村はそう言うと、美紀夫人のその部分の上端から顔を覗かせている花蕾を指先で突く。
「あっ」
その瞬間、美紀夫人の裸身は電流に触れたように痙攣し、新たな愛液がどっと流れ出す。
「おまけにクリトリスまでしっかり堅くしているじゃないか。これでも露出狂じゃないっていうのかい、ええ、美紀」
津村はそう言いながら美紀夫人の肉芽を指先で摘み、ゆっくりと扱き始める。
「あ、ああっ……」
女の最も敏感な箇所を弄られることで美紀夫人は身体の芯まで痺れるような快感を知覚し、激しく身体を震えさせる。
「ああっ、そ、そこは駄目っ」
「美紀が素直になるまでやめないよ。さあ、露出狂だっていうことを認めるか」
津村が嵩にかかって責め立てると、美紀夫人はさらに狂おしく下半身を悶えさせながら「み、認めますっ、認めますわっ。で、ですからそこをそんな風に嬲るのはお許しになってっ」と悲鳴のような声を上げる。
津村がようやくそこから指を離すと美紀夫人は「お、おっしゃるとおりです。み、美紀は露出狂ですわ」と喘ぐように言う。
「どうせ言うなら、こんな風に言ってもらおうか」
津村は春太郎を手招きすると耳元に何ごとか告げる。春太郎はニヤリと笑って頷くと、津村の伝言を美紀夫人の耳元に伝える。
美紀夫人はもはや反撥の気力もないのか、春太郎が囁く言葉を頷きながら聞いている。伝え終わった春太郎が「いいわね、奥様」と言って肩を叩くと美紀夫人は素直に頷き、
津村の方を向く。
「ね、ねえ、あなた……聞いてくださる」
「何だい、美紀」
津村はニヤニヤしながら美紀に尋ねる。
「村瀬宝石店社長夫人、村瀬美紀、四二歳は、み、淫らなマゾの露出狂ですわ。今まで隠していてごめんなさい」
美紀夫人はそう言うと、まるでそんな自分自身の淫らな告白に情感をかき立てられたかのように「ああ」とさも切なげな溜息を吐く。
「そいつは驚いた。あのお上品な村瀬の奥様がそんないやらしい女だったとはちっとも気づかなかったよ」
津村はわざとらしく驚いたような声を出す。
「今までずっと本性を隠していたって訳だね」
津村はそう言いながら美紀夫人の花蕾をやわやわと揉み立てる。すると美紀夫人はますます情感が募ってきたのか、ハア、ハアと喘ぎ声を上げながら「は、はい、その通りですわ」と答える。
「そういえば村瀬宝石店では毎年の年末に、取引先や社員を招待して盛大なクリスマスパーティを催していたね」
津村はそんなことを言いながら美紀夫人の太腿の辺りを軽く叩く。
美紀夫人は突然何を言い出すのかと微かに眉をしかめながらも「は、はい」と頷く。
「僕を含めて出席する男たちの楽しみの一つは、綺麗なドレスに着飾って社長の隣に並んでにこやかに立つ美紀や小夜子の姿を眺めることだったんだ」
津村は美紀夫人の当惑げな表情にもかかわらず話し続ける。
「しかしその時、美紀はそんな男たちの前で素っ裸になって自分の身体を見せつけることが出来たらどんなに気持ちが良いだろうなんてことを考えていたんだね」
「そんな……」
美紀夫人はさすがに顔色を変えて反撥しようとするが、すかさず春太郎が夫人の内腿を抓る。夫人は「痛っ」と顔をしかめる。
「お客様がどんなに侮辱的なことを言おうが反撥しないで認めるのよ。それも開き直ったような言い方は駄目。お客様の気を引くように恥ずかしがりながら調子を合わせるの。いいわね」
「わ、わかりました」
春太郎にそう囁かれた美紀夫人はこくりと頷き、改めて津村の方を見る。
「あなたの仰るとおりですわ。美紀はパーティ会場のひな壇の上で素っ裸になって、お客様に何もかも見せつけることが出来たらどんなに気持ちが良いだろうと想像しておりました」
津村と春太郎に強いられ、導かれるままそんな淫らな言葉を吐いているうちに、美紀夫人は自己暗示にかかったような状態に陥っている。
美紀夫人の秘奥はさらに潤みを増し、甘い蜜は止めどなく湧き出て来る。そして湧き上がる性感に煽られたかのように美紀夫人はくねくねと蠱惑的に腰部を揺らせながら、含羞の浮かんだ甘えるような視線を津村に向けているのだ。