新花と蛇

新 花と蛇(挿絵更新分)

43.姉と姉(7)

「春太郎と夏次郎、吉沢は珠江夫人の裏門の調教。大塚先生と葉子、和枝夫人は美沙江の水揚げに立ち会ってます」 「ほう、すると時造さんは大塚先生と、兄貴の大五郎親分の妾二人の目の前で美沙江を抱くってわけか」 さすがの田代も、順子を始めとする中年女...
新 花と蛇(挿絵更新分)

42.姉と姉(6)

夫人に対する悦子の感情は、セクシャルなものというよりはむしろ母親を慕うようなものに近かった。早くに母を失った悦子は、10歳も年が離れていない夫人に対してその、亡き母の面影を見たのである。そんな思いが高まれば高まるほど、悦子は夫人が淫らな責め...
新 花と蛇(挿絵更新分)

41.姉と姉(5)

すっかり身体をとろけさせた京子と小夜子は、いったん葉桜団の銀子、朱美、義子、そしてマリによって点検を受ける。そして二人の美女はその秘奥が十分潤っていることを確認されると、葉桜団特製の鈴縄で二人の美女の股間を締め上げられていく。 「うっ、うう...
新 花と蛇(挿絵更新分)

40.姉と姉(4)

二人の美女の接吻が互いの舌を吸い、唾液をすすりあうような濃厚なものに移行した頃、再び奥座敷の扉が開き、春太郎と夏次郎が顔を見せる。 「あら、ちょうど良いところに来たようね」 春太郎は笑いながらそう言うと、二人のシスターボーイの後ろに隠れるよ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

39.姉と姉(3)

津村だけでなく春太郎や夏次郎といった変質性欲者に責め上げられれば、文夫は朱美の言うように男性としての機能を喪失してしまうかもしれない。そんな恐怖に小夜子は心臓が締め付けられるような苦しさを感じるのだ。 「そうね、小夜子の態度次第じゃあ文夫さ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

38.姉と姉(2)

「み、皆様、いかがですか? お楽しみいただきましたでしょうか――」 京子と小夜子は涙で震える声をそろえてそういうと、深々と頭を下げる。 「私、ただいまショーを演じました野島美津子の姉の京子でございます」 「同じく、村瀬文夫の姉の小夜子でござ...
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