アーカイブ: 11月, 2017
53.姉と姉(17)
これまではどちらかというと京子が攻め、小夜子が受けで進んで来たレズビアンプレイの攻守が完全に逆転したことに銀子や朱美だけでなく鬼源までもが目を瞠る。小夜子が時に攻め手をもひるませるような大胆さを見せることがあるのはこれまでも目にして来たことだが、嗜虐者たちは改めて小夜子の潜在力を実感するのだった。 素っ裸のままで床柱に縛り付けられた美津子と文夫は、痴態を演じる姉たちに悲哀の混じった複雑な視線を…
52.姉と姉(16)
「お、お待たせしました。皆様、それでは私、野島京子と……」 「村瀬小夜子は、皆様のお情けによりここに、同性愛の絆を結ばせていただきますわ」 そう言うと京子と小夜子は向かい合い、立位のまま互いの背中に手を回してしっかりと抱き合う。 「ああ、小夜子さん……」 「京子さん」 京子と小夜子はそれぞれ、相手の覚悟を確かめるように見つめ合うとそっと唇を近づけ、接吻を交わす。その瞬間葉桜団のズベ公たちはわっ…
51.姉と姉(15)
てっきり自分たちを浣腸した不良少年たちに排泄の世話をさせられると思っていた京子と小夜子は――仮にそうであってもそれは身が灼けるような羞恥地獄だったが――それぞれの妹と弟にその汚辱の行為をすっかり目撃されるばかりでなく、後始末までされると知って激しく狼狽える。 「文夫さん、美津子さん。お姉様のお尻をしっかり見ながら、ぴったりと便器を当てるのよ。目を逸らすと畳を汚してしまうわよ」 桂子がさも楽しげ…