135.無条件降伏(7)

「お尻の穴を広げられながら絶頂を極めるなんて、性の奴隷としての素質は十分だわ。この先の成長が頼しみだわ」
銀子は久美子にそんな言葉をかけながら、しなやかな裸身をマッサージしたり、うなじや腋の下、臍、そして太腿の付け根などにチュッ、チュッと口吻を注ぎ込んでいる。
「この分じゃ小夜子や珠江と並ぶスターになれるかもよ」
「まったくだ。静子夫人が妊娠してから実演ショーの主役が不在だったが、この調子なら穴は埋まりそうだ」
一方鬼源は、中巻きをこなすようになってすっかり柔軟性を帯びてきた久美子の肛門にさらに磨きをかけるべく、入念にワセリンを刷り込んでいる。
「もっとも、こっちの穴を埋めるのが先決だが……おや、お嬢さんのケツの穴の顔付きが随分変わって来たぜ」
「どれどれ」
鬼源のそんな言葉に、銀子も久美子の双臀の狭間をのぞき込む。
「春太郎や夏次郎に言わせれば、ここのところの調教を進めて行くと、出すための穴が入れるための穴に変わって行くってことらしい」
「ふん、さすがに鬼源さんは面白いことを言うわね。久美子の穴もそうなって来ているってことなの?」
確かに鬼源の言う通り、久美子のそれは花びらの部分がふっくらと膨らみ、調教前とは違う様相を示すようになっている。まさに何かを受け入れる口のような形状となって来ているのだ。
「ちょっと試してみるか」
鬼源は用意したピンポン玉を手に取ると、久美子のその部分に押し当てる。すると久美子の菊蕾は見る見るうちに花を開き、鬼源が押し付けるピンポン玉をあっけなく受け入れて行くのだ。
「へえ、こいつは驚いたわ」
銀子はさすがに目を見開くと、久美子の傍らに寄り添い、声をかける。
「お嬢さんは今、ピンポン玉を呑み込んだのよ。わかる?」
「え、ええ……わ、わかります」
久美子はけだるそうに目を開けてこくりと頷く。
「どう、そんなものをお尻の穴で受け入れた感想は?」
「感想なんて……ただ、辛くて、羞かしいだけですわ」
頬を染めて顔を逸らす久美子の耳を引っ張るようにして銀子は尋ねる。
「お尻の穴でピンポン玉を呑み込めるようになって、感激したんじゃない?」
「……」
「はっきり言いなさい、久美子」
「ああっ」
銀子が花芯を吊るテグス糸をぐいと引いたので、久美子は小さな悲鳴を上げる。
「か、感激しましたわっ!」
「そうでしょう、お嬢さんはもう森田組の女奴隷になることを誓ったなんだから、ご主人様に聞かれたことには素直に答えないと駄目よ」
「は、はい……わかりました」
久美子はすすり泣きながらそう答えると銀子の強いられるまま「お尻の穴でピンポン玉を受け入れらるような身体になって、久美子、とても感激しましたわ」とはっきりと口にする。
「そう、それは良かったわ」
銀子は満足げに笑うと、再び久美子への愛撫を再開する。
直腸内にピンポン玉を呑み込まされ、敏感な花芯を糸で吊られ、身体のあちこちにレズビアンの愛撫を注ぎ込まれている久美子は再び被虐性の妖しい性感が高まってくるのを知覚し、ああ、ああと切なげな喘ぎ声を上げ始める。
「ところでお嬢さん、お嬢さんの山崎探偵も近々森田組の男奴隷になることは了解してくれたわね」
「は、はい……」
マゾヒスティックな悦びに身を委ねている久美子は、もはやそんな銀子の言葉に反撥する気力もない。
「調教が円滑に運ぶように、あらかじめお嬢さんからお兄さんのことについて聞いておきたいのよ」
そう言うと銀子は久美子の花芯を指先でくすぐる。
「あっ、ああっ……」
「なんでも素直に答えるわね、久美子」
「は、はいっ……なんでもお答えしますわ」
久美子はそう言うとはっきりと頷く。
「それじゃあ最初の質問よ。お兄さんはセックスの経験はあるの、ないの?」
「えっ?」
久美子はさすがに驚いて目を見開く。
「質問の意味は分かるでしょう? お兄さんは童貞なのかどうかを聞いているのよ。京子と恋人関係だったそうだけど、京子は処女だったわ。最初に京子を抱いた川田さんが証言しているので間違いないわ」
「そ、そんなこと……私、わかりませんわ」
「知っていることはなんでも答えるのよ。約束したでしょう」
銀子がテグス糸に手を伸ばそうとすると久美子は狼狽し「ま、待ってっ!」と声を上げる。
「あ、あの年齢で、経験がない筈はないと思います」
「そうね、確か山崎探偵は静子夫人の義理のお兄様のお友達と聞いたけど、いくつになるのかしら」
「確か、今年三十一歳になりました」
「ちょっと待て、銀子」
そこまで聞いた鬼源が口を挟む。
「静子に義兄がいるって?」
「そうよ、鬼源さん。知らなかったの?」
「義兄って言うと、静子の姉の旦那ってことか」
「遠山老人の兄貴と山崎が友人ってことはないでしょう。年齢があわないわよ」
「そうか。静子夫人に姉がいるのか……」
鬼源はしきりに頷いている。
「もう、鬼源さん。話の腰を折らないでよ」
銀子はそう言うと、再び久美子の方を向く。
「聞きたいのは山崎探偵のことよ。童貞喪失の相手はだれなの?」
「し、知りません」
再び銀子がテグス糸を摘まむと、久美子は「ま、待って」と悲鳴のような声を上げる。
「が、学生時代に付き合っていた女性がいましたから、あ、あるいは彼女と……」
「セックスをしたかも知れないというの?」
「え、ええ……」
「そう、その彼女とお兄さんはその後どうなったの?」
「別れました……彼女はもっとお金を持っている男の人に乗り換えたと聞いています」
「あら、惨めなものね。お金が無いばかりに振られたってことね」
銀子はクスクス笑い出す。
「お兄さんは商売女を抱いたことはないの?」
「よく……わかりません」
久美子は首を振る。
「知っていることは何でも答えるといったでしょう」
再びテグス糸を摘む銀子。久美子はあわてて口を開く。

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