第150話 牝獣たちの狂宴(7)

「軍歌と春歌が一曲ずつ順番にエンドレスで流れるわ。しっかり覚えて、自分でも踊りながら唄えるようにするのよ、わかったわね」
「は、はい……わかりました」
香織は裕子がイアホンから流れる歌に合わせて、ゆっくりと腰を前後し始めるのを確認すると、その隣で素っ裸のまま後ろ手に縛られたまま立たされ、くねくねと下半身を捩らせている加藤しのぶの方を見る。
「お前もまだ割れないの? 出来の悪いお道具には用はないわよ。娘の香奈に代わりにやらせてみようかしら?」
「あっ、ああっ……あっ、待って……待ってください……」
「さっき言った通り、お尻の中に入っているものをぐっと締めるのよ。本当に愚図な牝犬ね」
「は、はいっ……すみませんっ」
しのぶは秘奥の中に生卵を含まされ、それを膣襞で食い締めて割るよう強制されているのだ。懸命にその部分に力を入れるしのぶだが、ストリップの花電車ショーの女が演じると言われるその見世物が素人のしのぶに簡単に出来るわけがない。必死で卵を食い締めるたびにしのぶの秘奥は潤み、咥え込んだ卵は危うく滑り落ちそうになる。
奈美たちの調教を男たちに任せ、手持ち無沙汰になっている文子、良江、圭子、そして春美の4人は香織のそばに集まり、過酷な実演ショーの調教を受けている裕子としのぶを楽しげに見物する。
「東中のPTA会長も、卑猥なお座敷芸を演じるようになるとは、落ちるところまで落ちたものね」
中城圭子がさも痛快そうに言い放つと、裕子の引き締まった尻を引っぱたく。裕子はそんな侮辱に反発する余裕もなく、MDプレイヤーから流れる歌に合わせながら小さく歌詞を口ずさみ、腰を前後に揺り動かしている、
「この女、何をブツブツ歌っているの」
「それは後のお楽しみよ」
圭子の問いに香織は笑いながら答える。
「加藤さんも早く割って見せてよ。何を愚図愚図しているのよ」
春美がしのぶの両腿に手をかけ、ぐいと押し広げようとすると、しのぶは「やっ、やめてっ!」と声を上げる。その途端しのぶの秘奥から愛液で濡れそぼった生卵が滑り落ち、床に落ちて割れる。
「あーあ、何をやっているのよ」
圭子は今度は粗相をしたしのぶの尻をひっぱたく。
「仕方がないわね。やり直しよ」
香織がわざとらしくため息をつきながら新しい卵を取り出すと、しのぶの秘奥に沈めていく。
「あ、ああ……い、いつまでこんなことを続けなければならないのですか……」
「しのぶは薬もお酒もやっていないのに、何を寝ぼけたことを言っているのよ。卵が割れるようになるまでに決まっているじゃない。自分がしっかりこつを覚えたら、他の女たちに教えるのよ」
文子があざ笑うように言うと、良江たちが追従的な笑い声を上げる。
「裕子もしっかり瓶吊り踊りを覚えるのよ。後でお前のお仲間にお手本を見せてあげれるようにね」
「は、はいっ!」
裕子が喘ぎながらも大声で返事をすると女たちが再びどっと笑いこける。
「やれやれ、女同士ってやつは、えげつないな……」
黒田がそう漏らすと、香織は「それは私のことを言っているの?」と笑う。
「い、いや……かおりママは別や」
黒田は慌てたようにそう言うと缶ビールを飲み干し、再び脇坂に肛門を犯されている山崎奈美の方へ近づく。脇坂は奈美を貫きながら、白桃のような尻をパシッ、パシッとスパンキングしている。黒田は奈美が夢を見ているような表情で何事かつぶやいているのに気づく。
「何かブツブツいっているで、この奥さん」
「そうなんだが、よく聞こえないんだ。さっきからもっと大きな声を出せと言っているんだが」
ちょっと聞いてくれないかと言われた黒田は身をかがめ、奈美の口元に耳を寄せる。
「……ああ……山本先生……だ、駄目……もうお尻を叩かないで……先生……奈美を許して……これからは先生の言いつけには逆らいません」
そんな奈美の喘ぐような囁き声を聞いた黒田は首を怪訝そうにひねる。
「山本先生許してとか言ってるで。どうも昔この奥さんが習った先生のようやが、その先生に尻たたきのお仕置きでもされたんかいな?」
「ふん……面白そうね」
香織は興味深そうに黒田の話を聞く。他の女たちのような現在進行形かそれに近いようなスキャンダルではないが、山崎奈美という女はなかなか面白い過去をもっているようだ。
「あ、ああっ! だ、駄目っ! 先生っ! な、奈美、いっちゃうっ!」
脇坂の巨根でずんと尻の奥を突かれた奈美は、絶息するような声とともに悦楽の頂点を極める。そして確かにその時奈美は、夫の名でもなく、脇坂の名でもなく、過去の彼女の人生における重要な登場人物と思われる山本という名の教師に呼びかけたのだった。

奈美たち4人の肛門を犯した男たちは相手を変えて2回戦に挑む。ピルを飲ませているしのぶや裕子とは違い、奈美たちに対して秘奥には中出しを避けた男たちだったが、アナルセックスの場合は妊娠はありえないので遠慮はいらないとばかりに、次々にその精を4人の人妻の腸奥に注ぎ込む。結局昌子は朽木に続いて黒田に、美智恵は脇坂に、摩耶は沢木に、そして奈美は赤沢によって再び妖しい快楽を味合わされた。
その間裕子としのぶは、延々と瓶吊り踊りと卵割りの芸に挑み続ける。香織と他の女たちによる苛酷な調教の末に、裕子は香織に指示された二曲の歌と踊りをほぼ完全にマスターし、しのぶも腰部を色っぽくくねらせながら秘奥で生卵を割るに至った。

休憩もそこそこに、その後も奈美たち4人のマゾ奴隷化に向けた徹底的な調教が施された。
「うっ、ううっ……」
シャンパン浣腸を施されている最中に不覚にも放屁を演じた岡部摩耶はその「しまりのない尻」を矯正するという名目で、中城圭子と福山春美から苛酷な責めを受けている。摩耶はピッカーカテーテルという医療用の器具を改造したものを尻の中に挿入されているのだ。
ピッカーカテーテルは一般的にはバルーン浣腸と呼ばれ、萎んだ風船にチューブが取り付けられたものである。通常はその萎んだ風船ををお尻の穴に入れて、チューブの先にゴム球を取り付けて押すと萎んだ風船が肛門内部で膨らみ、便が漏れることを防ぐことが出来る。
しかしながら摩耶に取り付けられているのはゴム製のチューブの先端が特に柔らかくなっている特注のもので、肛門を力いっぱい引き締めることによってチューブを閉じることが出来る構造になっている。
「も、もう駄目……お腹が……お腹が裂けちゃいそうっ!」
「大袈裟なことを言わないでよ」
「SMプレイがお好きな岡部さんなら、これくらい朝飯前でしょう」
圭子と春美は、チューブの先に取り付けられたイルリガートルをぐいぐい握っていく。摩耶の尻の中に挿入されたバルーンの中に注入されているのは空気ではなく、なんと日本酒である。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました