小説

新 花と蛇(挿絵更新分)

245.奴隷のお披露目(45)

「うーっ!」男の急所を握りつぶされそうになった文之助は苦痛のあまり絶叫する。息子の悲鳴を耳にした美紀夫人は思わず顔を上げる。森田組の幹部やくざ、井上が演じる伝助によって睾丸を握られ、脂汗を流しながら苦痛に耐えている息子の姿を目にした美紀夫人...
新 花と蛇(挿絵更新分)

244.奴隷のお披露目(44)

「奥さんの身になってみろ。手塩にかけて育てた娘と息子が、やくざが主宰するポルノショーに出演させられているんだ。情けなくて身の置き所もないって気持ちになるのも無理はないだろう」「親分ったら、随分その奥様には甘いのね」和枝がそう言うと葉子も「そ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

243.奴隷のお披露目(43)

「男たちが羽目を外すのなら、女だって楽しまなければ損だって言っているのよ」「なら、そう言えばいいじゃない」「葉子さん、あなたはさっきの美少年には興味がないの」「もちろんあるわよ」葉子が頷く。「でもあたしはどっちかと言えば、もっと大人の男の方...
新 花と蛇(挿絵更新分)

242.奴隷のお披露目(42)

「え……」戸惑う美紀夫人に和枝はいったん咥えた煙草を指先でつまみ、「え、じゃないわよ。お客様が煙草を取り出したら、すかさず火を点けるのが勤めでしょう」と皮肉っぽく言う。「ほら、ライター」美紀夫人は「す、すみません」と頭を下げると、和枝から手...
新 花と蛇(挿絵更新分)

241.奴隷のお披露目(41)

岩崎のごつごつした手で肩を抱かれながら、京子と美津子の千鳥の芸を見せつけられている美紀夫人は、肌が粟立つような恐ろしさを感じる一方で、なぜか身体が熱く火照ってくるのを感じているのだ。(京子さん……美津子さん……どうして……)美紀夫人は息子の...
新 花と蛇(挿絵更新分)

240.奴隷のお披露目(40)

町子と岡田がそんなことを話しているうちに次の舞台の用意が出来たのか、義子の声がマイクを通して部屋の中に響く。「皆さま、お待たせしました。それではショーの続きをお楽しみ下さい」扇情的な音楽が鳴り響き、舞台の幕が開く。和枝もいったん美紀を口説く...
PAGE TOP