新 花と蛇(挿絵更新分)

81.酒の肴(3)

「う、嘘でしょう。そんな惨いことが出来るはずがありませんわっ」美紀はようやく唇を震わせながら抗議をする。小夜子と文夫を誘拐された後、一千万円の身代金を犯人が要求して来た時、美紀は二人の身を案じるあまり、犯人にすんなり金を渡すことを主張した。...
変身(妻物語版)

変身(24)

私は翌日、会社には医者に立ち寄ると連絡して春日に会うことにしました。 今回は会社の近くの喫茶店は避け、駅の近くの公園に春日を呼び出しました。朝の公園は人も少なく、周囲に話を聞かれる心配がありません。 春日はほぼ時間どおりに、中年太りの身体を...
新 花と蛇(挿絵更新分)

80.酒の肴(2)

しかしながらやくざとしては二流以下だった森田は、それまで田代というスポンサーの屋敷に寄生する代わりにもっぱら彼の変質趣味を満たすための材料を提供することで細々と生きて来たのであり、警察や山崎の網にかからなかったのも無理もないといえる。一方の...
新 花と蛇(挿絵更新分)

79.酒の肴(1)

「どうしたい、多少味わえるようになったのかい」「何のこと?」「言っただろう、緊縛感だよ」「ば、馬鹿なことを言わないで」久美子はおぞましさに肩をぶるっと震わせる。銀子はそんな久美子の様子を楽しげに見ていたが、やがて縄止めを終えると、久美子の背...
新花と蛇

『新 花と蛇』について(2)

結果的はこの試みはうまくいったのではないかと思います。新しいキャラクターを入れたことで『新 花と蛇』は物語としての膨らみを見せ、330話以上の連載となりました。 ただ、ファンフィクション作品はやはりオリジナルあってのものですので、徐々にフリ...
新花と蛇

『新 花と蛇』について(1)

本サイトに掲載しております『新 花と蛇』ですが、これは言うまでもないことですが団鬼六先生の名作『花と蛇』のファンフィクションです。 今のSM小説の基本となる骨格を作ったと言ってもよい『花と蛇』ですが、二次創作の分野ではあまり見かけません。商...
PAGE TOP