新花と蛇

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277.被虐の兄妹(4)

ゆっくりとスーツのボタンを外していく久美子に、男たちの野次が飛ぶ。「何をもったいぶっていやがる」「とっとと脱がないか」 そんな男たちを久美子はきっと睨みつけ、怒りのあまりブルブルと肩を震わせる。「まあまあ、そんなに慌てるもんじゃないわよ」 ...
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276.被虐の兄妹(3)

暗い舞台に突然スポットライトの丸い光が放たれ、若い女の姿が浮かび上がる。 若草色のスーツにベレー帽をまとい、驚いて目を見開いた女は山崎探偵の妹、久美子である。 山崎は、美女を誘拐しては人身売買の闇市場に売り捌いているという噂がある森田組の調...
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275.被虐の兄妹(2)

「最初に久美子を責めたとき、乳首を強く引っ張ったら思わずうっとりしたような顔をしたのよ。この田代屋敷はサディストの巣窟みたいなもんだから、そんな兆候は見逃さないわ」「久美子も相手が悪かったわね。マゾの素質がすっかり開花して、それ以来実演スタ...
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274.被虐の兄妹(1)

「繋がれているところをよく見てよ」 春太郎にそう言われた町子は久美子の下半身側に回り、極端なまでに割り開かれた久美子の女の部分を観察する。 久美子の可憐な花蕾はすっかり包皮を弾かせ、天井から垂れ下がったテグス糸によって縛られ、無残にもえぐり...
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273.檻の中(5)

「さすがに静子夫人ね。悦子をあっという間に昇天させちゃったのには驚いたわ」「悦子がそれだけ静子夫人に惚れていたってことじゃない」 地下から一階に向かう階段を昇りながら、銀子と朱美はそんなことを言いながら笑い合っている。 そんな二人のズベ公に...
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272.檻の中(4)

「この屋敷に連れて来られてから色々な人とそのような関係を結ばされました。京子さん、桂子さん、小夜子さん、珠江様――みな、私とは様々な形で縁があり、ごく当たり前の人間関係を築いてきた方ばかりですわ。もちろんそのような方々に対して、情欲めいたも...
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