新花と蛇

新花と蛇

271.檻の中(3)

「罰として美沙江はショーの終了後、浣腸のお仕置きを受けることになったのよ。母親の絹代と一緒にね」「そうしたら傑作なのよ。珠江夫人がぜひ自分も浣腸して欲しいと志願してきたのよ」「珠江様が……どうして……」 静子夫人は驚いて尋ねる。「さあ、本人...
新花と蛇

270.檻の中(2)

「あら、気軽に答えてくれていいのよ。賭けもお遊びなんだから」「お客様はちゃんと賭けに乗ってくれたのよ。それともお上品な遠山財閥の若奥様は、そんな馬鹿馬鹿しいことには付き合っていられないということかしら」「そ、そんなつもりじゃありませんわ」 ...
新花と蛇

269.檻の中(1)

静子夫人は夢を見ていた。 高い空の上でふわふわと漂いながら、薄桃色の雲といつまでも戯れる。 柔らかで弾力に満ちた雲は夫人の肉体にしっとりと絡みつく。吸い込まれるように雲と一体になっていく夫人の身体の中に、陶酔めいた感覚が込み上がる。甘い官能...
新花と蛇

268.晒しもの(5)

「ところでさっきの奴隷の数だけど、悦子は数に入れないで良いの」「ああ」 銀子は「忘れていたわ」と笑う。「確かにヤキを入れるために奴隷に落としたけど、悦子じゃちょっと売り物にならないわね。他の女たちと比べると月とスッポンだわ」「悦子って誰なの...
新花と蛇

267.晒しもの(4)

銀子に強いられた絹代夫人もまたぎこちなく男を誘い始めると、良い気持ちに酔った関口や石田がふらふらと立ち上がり、夫人の方に引き寄せられる。 隣の席の岡田がそわそわと落ち着かない様子を見せ始めたので、町子は「あんたも行って来たら」 と声をかける...
新花と蛇

266.晒しもの(3)

「そ、そうおっしゃられても……」 美紀夫人は恨めしげに銀子を見る。「お客様がそうするもしないも、お客様の自由ですから」「何を言っているのよ」 銀子は美紀夫人の髪の毛を掴むと、ゴシゴシとしごき上げる。「お客様がその気にならないのなら、その気に...
PAGE TOP