新花と蛇

新 花と蛇(挿絵更新分)

235.奴隷のお披露目(35)

お小夜はゆらゆらと波に揺れる海草のように、そのしなやかな裸身をうねらせ続ける。お小夜の身体に視線を注いでいる文之助の吐息は熱っぽさを帯び、瞳は潤み、股間の剛直はますますその屹立の角度を増していくのだった。姉弟が自分たちの思う壺にはまってきた...
新 花と蛇(挿絵更新分)

234.奴隷のお披露目(34)

お小夜がはっきりと頷くのを確かめたお春は、お小夜が身につけていた最後の衣類である湯文字をゆっくりと取り去る。神々しいまでに白いお小夜の全裸が露わになり、観客席から再び嘆声のような声が湧き起こる。「おお……何と美しい」土蔵の外で壁にしっかりと...
新 花と蛇(挿絵更新分)

233.奴隷のお披露目(33)

「ふうん、何だか因果な性分ですね」お桂がため息をつくように言う。土蔵の中のお小夜と文之助は、互いに裸の上半身を擦りつけ、唾液まですすり合うような熱烈な接吻を交わしていくうちに、徐々にその顔は上気し、艶やかな肌はじっとりと汗ばんでくるのだった...
新 花と蛇(挿絵更新分)

232.奴隷のお披露目(32)

「ついに接吻したわ。姉と弟で。なんて愉快なのかしら」土蔵の中を覗いていたお桂は思わず歓声を上げるが、隣でやはり壁の隙間から土蔵の中を覗いている津村が難しそうな顔をしているのに気づき、声をかける。「どうしたのよ、旦那。浮かない顔をしているじゃ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

231.奴隷のお披露目(31)

「ここからが面白いのよ」お夏はにたりと不気味な笑みを浮かべると、再び読み上げ始める。「……父の敵討ちの旅とはいえ、始めて国元を離れた若い二人にとっては、旅の空で見るもの聞くもの、すべて珍しいものばかりだった」お夏はそう言ってお小夜と文之助の...
新 花と蛇(挿絵更新分)

230.奴隷のお披露目(30)

「いいかい、あたしが言ったように言ってみな」お春が念を押すようにそう告げると、お小夜は「ああ……そんな……」と苦しげに眉をひそめる。「大して難しい台詞じゃないわよ。お武家のお嬢さんがそれくらいのこと、どうして言えないのよ」「で、でも……血を...
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