新花と蛇

新 花と蛇(挿絵更新分)

61.新たな生贄(4)

「やめてっ! ひ、火を近づけるのはやめてっ! ああっ、怖いっ! 怖いわっ!」美紀は狂気したように裸身を悶えさせ、炎を避けようとする。そんな美紀の狂乱振りを川田、吉沢、そしてチンピラたちがさも楽しげに眺めている。「だらしがないねえ。土手焼きと...
新 花と蛇(挿絵更新分)

60.新たな生贄(3)

「やめてっ! やめてっ!」悦子が脂汗を流しながら裸身を激しく悶えさせるが、堅く縛り上げられた身では朱美の操るライターの火を避けようもない。陰毛が焦げる独特の臭いが地下室倉庫に立ち込め、悦子の悲鳴が途切れる事なく響く。「だいぶマンコが赤くなっ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

59.新たな生贄(2)

「わかったよ。あんた、美沙江の母親だね」絹代だけでなく久美子と美紀も、ショックを受けたように銀子を見る。「驚くところを見ると図星のようだね。義子とマリから写真を見せられた時からどこかで見たような顔だと思っていたんだよ。美沙江の母親だったらそ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

58.新たな生贄(1)

「手掛かり――そうだ、慌てていたのですっかり忘れていたわ」(何だ?)「こちらの屋敷に向かう時、連中が用意した車に乗り切れなくて、タクシーに分乗したの。そのタクシーのナンバーを覚えているわ。品川××の53××よ。クリーム色で車の横にチェッカー...
新 花と蛇(挿絵更新分)

57.潜入(4)

「久美ちゃんはどうする? 良かったら若い男を紹介するわよ」マリが久美子を見ながら声をかける。「私は、遠慮しておくわ」「そう」久美子があわてて手を振るとマリはあっさり引き下がる。「彼氏に操を立てているんやろ」義子のからかいに、久美子は曖昧な笑...
新 花と蛇(挿絵更新分)

56.潜入(3)

突然久美子は、助手席の悦子がじっと黙ったままバックミラーに映る久美子の方に時折視線を向けていることに気づき、慌てて下を向く。「久美子さん」「な、何?」久美子は思わず、悪戯を咎められた子供のような声を出す。「この前は助けてくれてありがとう。久...
PAGE TOP