小説

新 花と蛇(挿絵更新分)

215.奴隷のお披露目(15)

汚辱の自己紹介を終えた新入り奴隷たち四名は、改めて舞台上に横一列に並ぶ。美紀夫人の熟れ切った肢体、絹代夫人の淑やかさを湛えた裸身、久美子の若鮎のような肉体、そしてダミヤの神々しいまでの白磁の裸体――それぞれ個性に満ちた四つの裸像を目にした観...
新 花と蛇(挿絵更新分)

214.奴隷のお披露目(14)

(近親相姦ですって?)町子は久美子の言葉に衝撃を受ける。血を分けた兄と妹を無理やり繋がらせるなど、およそ正常な人間が考える所業とは言えない。しかも山崎探偵とその妹にとって、森田組や岩崎組のやくざたちはいわば仇敵ではないか。その敵たちの目の前...
新 花と蛇(挿絵更新分)

213.奴隷のお披露目(13)

義子はそう言うと、岩崎たちの視線を浴びながら汚辱に震えている久美子の尻をパシッと叩く。「さ、ぼんやりしていないで岩崎親分の機嫌をとるんや」「き、機嫌をとるって……どうしたら良いんですか」「そんなこともわからなんのかいな。久美子の兄さんが岩崎...
新 花と蛇(挿絵更新分)

212.奴隷のお披露目(12)

絹代はそう言うと深々と頭を下げる。観客たちの歓声がと拍手が、全裸の家元夫人に浴びせられる。町子も他の観客たち同様、盛んに手を叩いているが、どうして湖月流に対する罪を償うことが、森田組の性の奴隷になることにつながるのかさっぱり分からない。(要...
新 花と蛇(挿絵更新分)

211.奴隷のお披露目(11)

「さ、お客様に自己紹介しなさい」義子に叱咤された女は困惑したように顔を逸らせるが、再び青竹で尻を打たれ、さらに義子によって耳元に何事か早口で囁かれると、諦めたように顔を上げる。「み、皆さま、ようこそいらっしゃいませ。私、この度、森田組にお世...
新 花と蛇(挿絵更新分)

210.奴隷のお披露目(10)

「もちろん、仇を討った暁には十分なお礼を差し上げます」「お礼って言ったって、あんたたち二人とも身ぐるみはがされた素っ裸じゃないか。どうやってお礼をするつもりなんだい」「そ、それは……」お小夜は言葉を詰まらせる。「国元に使いを出して、お金を届...
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