新 花と蛇(挿絵更新分)

新 花と蛇(挿絵更新分)

44.姉と姉(8)

「あらあら、今の雰囲気、怪しいわね。文夫と京子って、そんな関係だったの?」マリの声に美津子と小夜子が同時に表情を強ばらせる。「ば、馬鹿なことを言わないで」京子はうろたえたような声を上げるが、その顔はなぜか赤く染まっている。「文夫さんは美津子...
新 花と蛇(挿絵更新分)

43.姉と姉(7)

「春太郎と夏次郎、吉沢は珠江夫人の裏門の調教。大塚先生と葉子、和枝夫人は美沙江の水揚げに立ち会ってます」「ほう、すると時造さんは大塚先生と、兄貴の大五郎親分の妾二人の目の前で美沙江を抱くってわけか」さすがの田代も、順子を始めとする中年女たち...
新 花と蛇(挿絵更新分)

42.姉と姉(6)

夫人に対する悦子の感情は、セクシャルなものというよりはむしろ母親を慕うようなものに近かった。早くに母を失った悦子は、10歳も年が離れていない夫人に対してその、亡き母の面影を見たのである。そんな思いが高まれば高まるほど、悦子は夫人が淫らな責め...
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41.姉と姉(5)

すっかり身体をとろけさせた京子と小夜子は、いったん葉桜団の銀子、朱美、義子、そしてマリによって点検を受ける。そして二人の美女はその秘奥が十分潤っていることを確認されると、葉桜団特製の鈴縄で二人の美女の股間を締め上げられていく。「うっ、ううっ...
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40.姉と姉(4)

二人の美女の接吻が互いの舌を吸い、唾液をすすりあうような濃厚なものに移行した頃、再び奥座敷の扉が開き、春太郎と夏次郎が顔を見せる。「あら、ちょうど良いところに来たようね」春太郎は笑いながらそう言うと、二人のシスターボーイの後ろに隠れるように...
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39.姉と姉(3)

津村だけでなく春太郎や夏次郎といった変質性欲者に責め上げられれば、文夫は朱美の言うように男性としての機能を喪失してしまうかもしれない。そんな恐怖に小夜子は心臓が締め付けられるような苦しさを感じるのだ。「そうね、小夜子の態度次第じゃあ文夫さん...
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