新花と蛇

新 花と蛇(挿絵更新分)

211.奴隷のお披露目(11)

「さ、お客様に自己紹介しなさい」義子に叱咤された女は困惑したように顔を逸らせるが、再び青竹で尻を打たれ、さらに義子によって耳元に何事か早口で囁かれると、諦めたように顔を上げる。「み、皆さま、ようこそいらっしゃいませ。私、この度、森田組にお世...
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210.奴隷のお披露目(10)

「もちろん、仇を討った暁には十分なお礼を差し上げます」「お礼って言ったって、あんたたち二人とも身ぐるみはがされた素っ裸じゃないか。どうやってお礼をするつもりなんだい」「そ、それは……」お小夜は言葉を詰まらせる。「国元に使いを出して、お金を届...
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209.奴隷のお披露目(9)

「あっ、ああっ、お、おやめ下さいっ」お小夜は慌てて悲鳴を上げるが、あっと言う間に湯文字は解かれ、お小夜の雪白の素裸がついに露わになる。「お坊ちゃんの方も脱がせて上げるよ」朱美もまた文之助の褌を手際よく脱がせていく。「やっ、やめろっ。やめぬか...
新 花と蛇(挿絵更新分)

208.奴隷のお披露目(8)

「たとえ森田組や田代社長の側が乗り気じゃなかったとしても、千代夫人は森田組にとって大口のスポンサーだからな。なかなかその意向には逆らえないさ。しかし……」「しかし、何なの?」「岩崎一家が本格的に乗り出してくるとしたら話は別だ。岩崎一家の資金...
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207.奴隷のお披露目(7)

「皆さま、お待たせしました。これより森田組専属俳優のお披露目ショー、昼の部を開始いたします。私たちがショーの進行役を務めさせていだたく葉桜団の義子と」「マリでーす。よろしくお願いします」義子と名乗った関西訛りの少女とマリがそう言うと、ぺこり...
新 花と蛇(挿絵更新分)

206.奴隷のお披露目(6)

菊の間を出た町子、岡田、関口そして石田の四人はマリによって二階の奥座敷に案内される。十畳の和室を二間ぶち抜いたその部屋は、中央奥に黒い幕が引かれた舞台が設置されており、その前にはすでに、おそらくは二〇人を超えるであろう客たちがずらりと並んで...
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