新花と蛇

新 花と蛇(挿絵更新分)

169.敗北の兄妹(9)

「もう四十過ぎの大年増の身体だけれど……まだまだ魅力的だとは思わない? と、殿方の目でご覧になって、どう思われるかしら。ねえ、おっしゃって……」美紀は山崎の目をじっと見つめ、そんな言葉を吐きながら成熟した裸身をゆっくりとくねらせる。「ねえ、...
新 花と蛇(挿絵更新分)

168.敗北の兄妹(8)

「みっともなく騒ぐんやない。もう納得したことやろ」義子は苛々した声を上げると、必死で肢を閉じて鈴縄の侵入を拒もうとしている絹代夫人の太腿をピシャリと叩く。「お兄ちゃんの前で鈴縄踊りをさせられるなんて照れ臭いっていうの? そんな感情を持ってい...
新 花と蛇(挿絵更新分)

167.敗北の兄妹(7)

「そ、そんなこと……絶対に出来ませんわっ」「最初は誰でもそう言うのよ。だけど、血の繋がったもの同士でつるみ合うのって、背徳的って言うのかしら――独特の快感があるみたいですぐにみんな病み付きになるわ」マリがそう言ってくっ、くっと笑い出す。「現...
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166.敗北の兄妹(6)

絹代は義子とマリの二人掛かりで倉庫の中に押し込まれる。そこには10人以上の男女が集まっており、むっとするような熱気があふれていた。倉庫の中でコップ酒を酌み交わし、笑い合っていたのは田代、森田、川田、吉沢の男4人に葉桜団の銀子と朱美である。こ...
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165.敗北の兄妹(5)

「あっ」声の方を向くとマリが険しい視線を友子に向けている。「あんまり遅いから様子を見に来たのよ。もうみんな揃っているわよ。いったい何を愚図愚図しているの」「いや、大塚先生がなかなか奥様を離してくれへんかったから……」「嘘いってるんじゃないわ...
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164.敗北の兄妹(4)

「はあ」もちろん来るが、それはほとんどが熊沢組などと同様、森田組と同業のポルノを扱っている弱小の暴力団ばかりである。「そう言えば美沙江はどうしたのかしら。そろそろ母娘を引き合わせて、一緒に調教を受けさせたいのだけど」順子はますます苛々した様...
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