小説

新 花と蛇(挿絵更新分)

227.奴隷のお披露目(27)

「で、でも……」ためらうお小夜に、お夏が「お春、しょうがないわよ。お嬢さんはどうしても嫌みたいだから」と、諦めたように言う。「そうね。やはり予定通り女郎と陰間になってもらうしかないのかしら」お春もまたため息をつくようにそう言うと、鬼源に「鬼...
新 花と蛇(挿絵更新分)

226.奴隷のお披露目(26)

「そ、そんな……それは困りますっ」姉弟で女郎と陰間にまで身を落としながら、仇を討てないとなったらいったいどうしたらよいのか。お小夜の顔は焦りですっかり蒼白になっている。「困るのなら一生懸命励むしかねえな」「励むといっても、いったいどうしたら...
新 花と蛇(挿絵更新分)

225.奴隷のお披露目(25)

「さ、白状しなさいよ。いったい誰に可愛がられたの」お夏はそんなことを言いながら、文之助の菊蕾をいたぶり続ける。お夏の指がその隠微な穴を出たり入ったりする度に、文之助の女のように形の良い尻はブルッ、ブルッと震え続ける。「言わないとこうするわよ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

224.奴隷のお披露目(24)

「それなら弟が陰間修業をさせられるくらいでうろたえるんじゃねえ。いや、むしろ弟に、素直に調教を受けるように説得するのが姉としての勤めってもんじゃねえのかい」「そんな……」あまりに残酷な鬼源の要求に、お小夜は愕然とした表情になる。お小夜が逡巡...
新 花と蛇(挿絵更新分)

223.奴隷のお披露目(23)

「お京とお美津の姉妹といい、この武家娘に稚児といい、このあたりじゃあちょっと見れらない上玉揃いだ。葉桜屋はここのところつきまくっているじゃねえか」鬼源のいかにも芝居がかった台詞回しに観客の間から失笑が漏れるが、ほとんどの客は小夜子と文夫の輝...
新 花と蛇(挿絵更新分)

222.奴隷のお披露目(22)

「勝手なことを言うな。俺にとっては命がかかっているのだ」「命がかかっているったって、仇持ちって言っても黙って斬られてやる義理はないんでしょう。聞けば文之助の方はまだ前髪の若衆だって言うじゃないですか。女子供二人をそんなに怖がることはないでし...
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