ニュータウンの奴隷家族 第一部

第29話 深夜の秘密ショー(3)

香織に長時間にわたって特訓を受け、ようやく身につけたしのぶのストリップダンスだった。ストリップはもちろん踊りも全く素人だったしのぶは、決して勘がよい方でなく、またたまらない羞恥からしばしば抵抗を見せて香織をてこずらせたが、前日にほぼ丸1日に...
ニュータウンの奴隷家族 第一部

第28話 深夜の秘密ショー(2)

香織はごく自然な流れで、小川の空いたグラスにビールを注ぐ。彩香、すなわち加藤しのぶの坐ったボックス席では、二人の男達がしのぶの腰のあたりに手を回し、何ごとか囁いている。しのぶは時々嫌々をするように首を振るが、やがて頬を染めて根負けしたように...
ニュータウンの奴隷家族 第一部

第27話 深夜の秘密ショー(1)

それから5日が経過した。香織が店の灯を入れてから3時間ほどたったころ、40歳前後のサラリーマン風の男が現れた。「いらっしゃいませ」男はカウンターの中の香織をちらと見たあと、きょろきょろと落ちつかない様子で店内を見回す。店内にはボックス席に男...
小説

18.告白(2)

「ひ、浩樹が2年だった去年のことです。長尾先生がPTAの厚生部の学校側の担当で、役員会で親しく話しているうちに若くてハンサムな先生に惹かれ、いつの間にか男と女の関係になってしまいました」「なんだと?」私は激しい衝撃に頭を殴られたような気がし...
小説

17.告白(1)

「ちょ、ちょっと、どうするのよ」里美のメッセージが画面に踊ります。「こんなの一人で見させようって言うの?」「何とか手掛かりを掴んでくれ、お願いだ」「手掛かりったって……あっ、待って、東山さん、待ってよ」私は会議室からログオフしました。重要な...
小説

16.変化(5)

「わからないんですか? これはあきれた」「まだまだ我々の教育が足らないようですな」男たちが口々に呆れたような声を出します。「昨日の役員会では会計の藤村の奥さんは、趣味のフラワーアレンジメントの素材をたっぷり用意していたぞ」「あれは傑作でした...
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