小説

新花と蛇

281.相姦の刻(1)

田代屋敷の二階の奥座敷に設置された舞台の中央で、鎖によってX字型に固定された山崎の裸身に、妹の久美子がその裸身をしっかりと重ねているのだ。久美子はその官能的に盛り上がった尻を悩ましげに揺さぶりながら、翳りを失った秘丘を山崎の硬化した肉棒の形...
新花と蛇

280.被虐の兄妹(7)

「許して、兄さんっ」 久美子の頬を涙が伝い落ちる。山崎の肉棒が極限までそそり立ったのを確認した銀子は久美子に「ストップ」と声をかける。「それ以上続けたら探偵さんの拳銃が暴発しちゃうわ。そんなことになったらもう一度弾を込めるのが大変よ」 銀子...
新花と蛇

279.被虐の兄妹(6)

「ぐ、ぐううっ」 脂汗を流しながら山崎が裸身を悶えさせる様子を、座敷を埋めた観客たちはさも楽しげに見守っている。 舞台の上では久美子が手に持った蝋燭で山崎の陰部を炙っている。蝋燭の火が陰嚢をさっと嘗めるたび、山崎は猿轡の下で獣のような呻き声...
新花と蛇

278.被虐の兄妹(5)

舞台は変わり、背景には地下室の石造りの壁のような書き割りが置かれている。スポットライトに照らされた中央には山崎が相変わらず猿轡を噛まされた全裸のまま、両手を天井から垂らされた鎖で吊られ、両肢を大きく開かれてこれも床の鎖に繋がれている。 舞台...
新花と蛇

277.被虐の兄妹(4)

ゆっくりとスーツのボタンを外していく久美子に、男たちの野次が飛ぶ。「何をもったいぶっていやがる」「とっとと脱がないか」 そんな男たちを久美子はきっと睨みつけ、怒りのあまりブルブルと肩を震わせる。「まあまあ、そんなに慌てるもんじゃないわよ」 ...
新花と蛇

276.被虐の兄妹(3)

暗い舞台に突然スポットライトの丸い光が放たれ、若い女の姿が浮かび上がる。 若草色のスーツにベレー帽をまとい、驚いて目を見開いた女は山崎探偵の妹、久美子である。 山崎は、美女を誘拐しては人身売買の闇市場に売り捌いているという噂がある森田組の調...
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