新 花と蛇(挿絵更新分)

新 花と蛇(挿絵更新分)

46.姉と姉(10)

「小夜子さんもよくお聞きなさい。千代奥様が香港から輸入した犬が明日、田代屋敷に運び込まれるの。奥様ははじめその犬と静子をからませるつもりだったんだけど、あいにく腹ボテなんで、私がかわりの花嫁を選んでいいことになってるのよ」桂子は京子の顎に手...
新 花と蛇(挿絵更新分)

45.姉と姉(9)

同時に小夜子は、文夫と京子の関係が示唆された時、なぜか不思議なほど動揺を覚えたことを不思議に感じている。幼いころからまるで美少女を思わせる中性的な容姿で人目を引いていた文夫は、小夜子にとってまるで同性の年下の友人のような存在であった。思春期...
新 花と蛇(挿絵更新分)

44.姉と姉(8)

「あらあら、今の雰囲気、怪しいわね。文夫と京子って、そんな関係だったの?」マリの声に美津子と小夜子が同時に表情を強ばらせる。「ば、馬鹿なことを言わないで」京子はうろたえたような声を上げるが、その顔はなぜか赤く染まっている。「文夫さんは美津子...
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43.姉と姉(7)

「春太郎と夏次郎、吉沢は珠江夫人の裏門の調教。大塚先生と葉子、和枝夫人は美沙江の水揚げに立ち会ってます」「ほう、すると時造さんは大塚先生と、兄貴の大五郎親分の妾二人の目の前で美沙江を抱くってわけか」さすがの田代も、順子を始めとする中年女たち...
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42.姉と姉(6)

夫人に対する悦子の感情は、セクシャルなものというよりはむしろ母親を慕うようなものに近かった。早くに母を失った悦子は、10歳も年が離れていない夫人に対してその、亡き母の面影を見たのである。そんな思いが高まれば高まるほど、悦子は夫人が淫らな責め...
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41.姉と姉(5)

すっかり身体をとろけさせた京子と小夜子は、いったん葉桜団の銀子、朱美、義子、そしてマリによって点検を受ける。そして二人の美女はその秘奥が十分潤っていることを確認されると、葉桜団特製の鈴縄で二人の美女の股間を締め上げられていく。「うっ、ううっ...
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