両肢をぐっと扇のように開いたまま京子と小夜子は足を踏ん張り、浣腸責めに耐えている。
「これで前の方も責めておやりよ」
銀子と朱美が三郎と竹田に、ずいき紐を巻きつけた巨大な張り型を手渡す。二人の不良少年はニヤリと笑い合うと責め具を手にとり、目を閉じ、歯を食いしばりながら浣腸責めを受けている京子と小夜子の前門に挑みかかる。
「あっ、だ、駄目っ」
「そ、そんなっ。嫌ですっ」
100ccの浣腸液が注ぎ込まれ、ほっと息をついたところにいきなり責め具を押し当てられた京子と小夜子は狼狽し、腰部を捩じらせて避けようとする。
「遠慮するなって、京子姐さん」
「小夜子の大好きな両責めの楽しさに浸らせてやろうっていうんじゃないか」
三郎と竹田はニヤニヤ笑いながら責め具を二人の美女に呑み込ませていく。浣腸の後に畳み掛けるような色責めに翻弄される京子と小夜子の滑稽なまでの狼狽振りに、詰め掛けたやくざやズベ公達はどっと笑い転げるのだった。
「あ、ああっ!」
「ううっ!」
二人の美女の秘奥は不良少年たちの押し出す責め具を呆気ないまでに呑み込んでいく。三郎と竹田がそれを荒々しく操作すると、京子と小夜子は同時に傷ついた獣のようなうめき声を上げる。
その責めに調子を合わせるかのように、五郎と堀川が手にした浣腸器に再びたっぷりとグリセリン溶液を吸い上げると、二人の美女の双臀に向かう。
「ああっ」
「そ、そんなっ」
再び隠微な菊花をガラスの嘴管でえぐられた京子と小夜子は狼狽したような声を上げる。五郎と堀川は顔を見合わせ、ニヤリと笑い合うとまるで三郎と竹田の責めに調子を合わせるように、二人の美女の体内にゆっくりとグリセリン溶液を注ぎ込むのだ。
「あ、ああっ……」
「ううっ」
溶液が腸内に注がれるたびに京子と小夜子の裸身はブルッ、ブルッと震える。しかしながら二人の美女の紅潮した顔にはどこか陶酔したような表情が浮かんでおり、それは秘奥を責められる感覚とあいまって、京子と小夜子が浣腸で快感を得ることができる女になって来たことをはっきりと示しているのだ。
(こ、こんなことって……で、でも我慢出来ないっ)
シスターボーイの春太郎と夏次郎によって徹底的にアヌスの性感を開発されている京子は、その部分にゆっくり薬液を注入される妖しい感触が、秘奥から得られる性感と完全に連動してきていることをはっきりと知覚する。
小夜子もまた津村によって調教された菊蕾が、いつしか性感帯と化していることに気づき、恐怖に似た思いに浸りながら激しい快感にのたうっているのだ。
「あ、ああっ、もう、駄目っ!」
「わ、私もっ!」
情感が迫って来た京子と小夜子は、互いに声を掛け合い、手を取り合うように倒錯の高みへと駆け上がって行く。三郎と竹田は顔を見合わせ、にやりと笑い合うとこの二人の美女の崩壊のタイミングを一致させるべく、責め具による玩弄の手をいっそう激しくする。
同時に五郎と堀川は浣腸器の嘴管で二人の菊蕾を淫靡に責め立てながら、じわじわと溶液を送り込んで行き、残りのグリセリンが容器の三分の一ほどになったところで手を止める。
「あ、ああっ、京子、いくっ」
「さ、小夜子も、いきますっ」
京子と小夜子が同時に絶頂を極めた瞬間、五郎と堀川はここぞとばかりに残りの溶液を一気に二人の体内に注ぎ込む。
「うっ、ううっ……」
二人の美女は目もくらむような快感に気が遠くなるのを感じながら、これもほぼ同時に高々と潮を噴き上げるのだった。
200ccの浣腸を施された京子と小夜子は両肢を極限まで開かされて吊り上げられ、尻を二つ折りにした座布団のうえにでんと乗せ上げた、言語を絶する卑猥な姿で縛り上げられていた。
「京子も小夜子も、大事なところを二つとも丸出しにして恥ずかしくないの」
「もう、見てるほうが顔が赤くなるわよ。あなたたちも女なら、少しは恥を知りなさい」
銀子と朱美は二人の美女の誇張的に突き出したヒップをパシッ、パシッと叩きながらからかう。
たっぷり浣腸を施されたあとで開股縛りという残酷な姿勢をとらされた京子と小夜子は、腹中で暴れまわる悪魔の薬液のせいですでに便意は限界に達している。
うう、と苦悶のうめきを上げて身を揉むとたちまち無残な崩壊の姿を晒しかねない。激しい羞恥と苦痛が二人の美女を苛むのだった。
「ああ……お願い。もう、もうお手洗いにいかせて」
京子がグラマラスな裸身を悶えさせながらわめくようにいう。
「あらあら、お京姐さんが先に音を上げるとは意外だわ」
調教師役の桂子がそういうと、責め手の五郎と堀川、三郎と竹田は顔を見合わせて笑いあう。
「村瀬宝石店のご令嬢はまだ我慢しているのよ。空手二段の鉄火娘が先に弱音を吐くなんて、みっともないんじゃないの」
「だって、だって……もう京子、我慢できないんですっ」
京子は真っ赤に染まった顔を左右に振りながら哀願する。その声色にはどことなく甘えるような調子があり、それが桂子にとっては実に痛快なのである。
「何よ、甘えた声を出しちゃって。そんなに文夫さんとからみたいの?」
桂子は京子の盛り上がったヒップをパシリと一発平手打ちするとさも痛快そうにケラケラと笑う。床の間で立ち縛りにされている美津子は桂子のその声を聞いて、びくっと肩を震わせる。
「とにかくもう少し我慢するのよ。京子にはたくさんの人が賭けているんだからね」
小夜子に賭けているやくざたちが、京子が音を上げたのにもかかわらず勝負を続けさせることに不平を言いそうなものだが、誰もそんなことは言い出さない。これがショーであることを心得ているせいもあるが、なまじ早く勝負を終わらせるよりは、素っ裸の二人の美女が排泄欲求に悶え、競うように双臀をよじらせる姿をこのまま見ていたいのだ。
「しかしこのお嬢さん、随分我慢が続くわねえ」
「人は見かけに寄らないものね」
時折うっ、うっと呻き声を上げながらも、顔面を蒼白にして痛烈な便意に耐えている小夜子を眺めて、銀子と朱美が笑いあう。
もちろん京子同様、小夜子も既に耐え抜く限界を超えている。しかし、ギリギリのところで踏みとどまっているのは、この勝負で京子に負けたら罰として弟の文夫とからませるという桂子の残酷な宣告があったからなのだ。
(ああっ、く、苦しいわっ……でも、絶対に耐えなくちゃ)
小夜子の身悶えと共に綺麗にカールさせた栗色の髪をふるふると震えている。白い肌にはべっとり汗が滲み出て、凄惨な印象さえ与えているのだ。
妹の美津子を守ることだけをこの地獄屋敷で生きる唯一の目標としている京子にとって、妹の恋人である文夫と絡まされることは身を切られるよりも辛いことである。


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