第17話 しのぶ浣腸責め(2)

 沢木の指摘にしのぶは顔色を変える。
「そ……そんなこと……してませんわっ」
「本当かな」
沢木と香織は顔を見合わせてくすりと笑いあう。しのぶが自宅の浴室で演じたオナニーショーの映像は、黒田を入れた3人でじっくり鑑賞済みなのだ。
「おや、ここんところがなんだか熱く湿ってるじゃないか」
「うっ、嘘ですっ」
沢木が意地悪く指摘すると、しのぶは頬を真っ赤に染めて首を振る。
「これはお湯なんかじゃないね。人にこんなところを洗わせながら堂々と愛液を流すなんて、いやはや、たいした度胸だ」
「ああ……違うわ」
「こんなにしのぶ夫人がエッチだったなんて。本当に意外だよ」
「……もう、もう許して……お願い」
「駄目だね。エッチな奥さんにはきついお仕置きをしないと」
沢木はしのぶの豊満な尻をパン、パンと平手打ちする。
ああ、また犯されるのか。しのぶは一瞬気が遠くなるような感覚の中で、不思議と妖しい期待めいたものが生じて来るのを同時に感じた。
しのぶは覚悟を決めたように薄く目を閉じ、沢木の次の行動を待っていたが、一向に沢木が手を伸ばしてこないので訝しげに目を開ける。
「お待たせしてごめんね。ちょっと準備に手間取っていたのよ」
振り返ったしのぶの視界に、香織が口元に笑みを浮かべながら、中に様々な器具や薬剤のようなものを入れた洗面器を抱えて来るのが見えた。
「楽しそうなお道具をたくさん持って来たわ」
「……な、何をするつもりなの」
「沢木さんがいったでしょう、きついお仕置きが必要だって」
香織はそういうと洗面器を浴室の床の上に置く。
「黒田さんもちょうど目を覚ましたところだよ」
香織の後ろに素っ裸のままの黒田が、眠たげな顔をこすりながらついて来る。
「おお、奥さん。奇麗に洗ってもらったかいな」
黒田はニヤリと笑うと浴室内に入り込み、しのぶの豊かに張り出した双臀に手を伸ばす。
「きゃっ……」
しのぶは小さな悲鳴を上げて腰をひねろうとするが、黒田がかまわず掌で淫靡にしのぶの尻たぶを撫で回すと、諦めたように動きを止め、黒田の玩弄に身を任せるのだ。
「黒田さんは十分楽しんだでしょう、今は僕の番だよ。おとなしく見物に回っておいてよ」
「いや、すまん、すまん。奥さんのでっかいお尻を見たらつい手が出てしもてな」
「まあ、その気持ちは分かりますよ」
沢木はあらためてしのぶのたくましいばかりに張り出した双臀を撫で回す。
「さすが91センチのヒップだ、たまらない迫力だね。それにこの感触……赤ちゃんの肌のようにツルツルしていて、弾力がある。とても30代の尻とは思えない……」
沢木はため息をつくようにいうと、香織がもって来た洗面器の中から怪しげなクリームが入った小瓶を手に取ると蓋を開け、中身をたっぷり指先にとる。
「マッサージをしてあげますよ」
「ひっ」
沢木はいきなりしのぶの双臀の狭間に手を差し伸べると、すぼまった菊花の周りにクリームを塗りたくる。
「な、何をするんですっ」
「これから奥さんにたっぷり浣腸のお仕置きをしようと思ってね。その準備運動をしてあげているところさ」
「──か、浣腸ですって!」
しのぶは悲鳴のような声をあげる。
「ど、どうしてそんなことをされなければならないのっ! い、嫌よっ」
「どうしてなんて理由はないさ。奥さんのお尻を初めて見た時から、いつか浣腸してあげようと狙っていたのさ」
「ば、馬鹿なことはやめてっ」
しのぶは後ろ手に縛られ、縄尻を蛇口に固定された不自由な身体をよじり、中腰になって沢木の手を逃れようとする。
「動くんじゃないよっ」
香織がどこから取り出したのか、乗馬用の鞭をしのぶの背中に叩きつける。
「い、痛いっ」
肌を引き裂かれるような激痛に、しのぶは他愛なく泣き声をあげる。
「おとなしく沢木さんのお仕置きを受けるのよ。さもないと背中から血が出るほど鞭でぶちのめして、さっき黒田さんとお尻を振り合った写真をご主人やお子さんに送り付けるわよ」
「や、やめて……」
香織の恐ろしい言葉にしのぶは顔を引きつらせる。
「それなら素直にそのでっかいお尻を思い切り突き出すのよ。浣腸しやすいようにね」
「そうポンポンいっちゃあ駄目だよ、香織ママ」
沢木は苦笑しながらブルブル小刻みに震えるしのぶの双臀を撫でる。
「こういうことは優しくしなきゃあ、身体がますます堅くなっちゃうんだよ」
「あっ……」
クリームがべっとり乗った沢木の指が、しのぶのすぼまった菊蕾に触れる。しのぶは羞恥とおぞましさのあまり、まるで電気に触れたように裸身を震わせる。
「黒田さんはそろそろビデオの方を頼むよ」
「よし来た」
黒田は寝室からデジタルビデオと三脚を持って来ると、手早くセットする。
「さてと、準備もできたようだし、奥さんがリラックスするように少しお話でもしようか」
沢木はそういいながらゆっくりと指先をしのぶの菊蕾にゆっくりと含ませて行く。
「ここんところをご主人に愛されたことはあるの?」
「えっ?」
しのぶは意味が分からずに戸惑ったような表情を沢木に向ける。
「アナルセックスの経験はあるのかい、と聞いているんだ」
「ど、どういう意味ですの……わかりませんわ」
「あなた、本当に知らないの、それともカマトトぶっているの?」
香織が呆れたような声を出す。
「まあまあ、知らないことだってあるさ」
沢木は香織を制しながら、しのぶのその部分のコリコリした感触を楽しむように丹念に指先で揉みあげる。
「お尻の穴で男性のおチンチンを受け入れたことはあるか、って聞いているんですよ。わかりますよね」
「……え、ええっ」
しのぶの目が驚きで見開かれる。
「そ、そんな不潔なこと、あるはずがありませんわ」
「そうかい、そうすると奥さんのここんところはまだ処女だってわけだ」
沢木の表情がパッと輝く。沢木は空いた片手でしのぶの前の蜜壷を探りあてると、菊花への愛撫と同調させるように、緩やかな刺激を加え出す。
「あ、あっ」
たちまちしのぶの喉から切羽詰まったような声が洩れ出す。
「それじゃあ今度は奥さんの処女喪失体験についてお話ししようじゃないか。奥さんがバージンを捧げたのはいつ、誰にだい?」

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