小説

新 花と蛇(挿絵更新分)

101.久美子辛子責め(3)

「それとも自分が辛いことから解放されるためなら、後はどうなっても知らないってことか。ええ? お嬢さん」「そ、それは……」川田に畳み掛けられた久美子は口ごもる。「お嬢さんが死んだら美紀夫人や絹代夫人に、お嬢さんに対して予定していた責めを受けて...
新 花と蛇(挿絵更新分)

100.久美子辛子責め(2)

「い、嫌よ……そんなこと……」久美子は次々に告げられる恐ろしい責めの内容に、蒼白になった顔を力なく振るばかりである。「糸を通し終わったら姫輪責めだ。さっき味わった豆吊り責めにもう一度かけた上で、引き伸ばしたクリトリスの根元にこの輪をはめ込ん...
新 花と蛇(挿絵更新分)

99.久美子辛子責め(1)

二階のホームバーの隣の、二つ並んだ部屋の手前が吉沢の部屋であり、奥の洋間が津村の部屋である。階段のある廊下を挟んで同様に二つ部屋が並んでいるが、手前の菊の間と呼ばれる八畳の和室が大塚順子に割り当てられており、その奥が鬼源の個室である。ホーム...
新 花と蛇(挿絵更新分)

98.酒の肴(20)

「このおまるは京子も使ったもんだ。しっかりと当ててやったから伸び伸びと排泄しな」そんな言葉をかけられた久美子は恨みを込めた視線を川田に向ける。しかしそこにはもはや反抗心というよりは、女が本能的に男に対して見せる甘えや媚といったものすら含まれ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

97.酒の肴(19)

「もちろん本気に決まっていますよ。娘の小夜子さんが僕の妻になり、お義母さんが僕の妾になる。そこで僕の村瀬宝石店に対する復讐は完結するのです。堅物の村瀬社長の奥様で収まっているよりは、よほど刺激的な経験をさせてあげますよ」「なんて事を……ああ...
新 花と蛇(挿絵更新分)

96.酒の肴(18)

「こ、こんなことをしても何もならないわ。刑務所に入る時間が長くなるだけよ」久美子が開き直ったような反発の言葉を吐いたので、川田は田代や森田と顔を見合わせる。「今に見なさい。兄さんがあなたたちをみんな捕まえて、牢屋にほうり込んでやるから。笑っ...
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