新 花と蛇(挿絵更新分)

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176.ダミヤの涙(3)

「そりゃそうさ。ずいき製の褌だからね」「お、お願いですっ。は、外してくださいっ」「ハハハ、あんたの花婿さんに優しく外してもらうんだね」「は、花婿ですって?」ダミヤの顔色がさっと青ざめる。「な、なんのことですかっ」「いけばわかるさ」義子とマリ...
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175.ダミヤの涙(2)

「確かに、遠山氏の依頼で静子夫人の調査を行っていました。何しろ僕の目の前でさらわれたのですからね。探偵としては大変な失態です。おまけに遠山氏の義理の娘の桂子が団長をしていた葉桜団という女愚連隊に潜入捜査をさせていた助手の京子、そしてその妹の...
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174.ダミヤの涙(1)

一時は静子夫人と京子の救出を諦めかけた山崎だったが、娘の身を案じる美紀夫人と絹代夫人に懇願され、久美子に励まされてようやく再び戦う気力を取り戻したのだ。しかしその戦いも森田組と葉桜団が仕掛けた偽装タクシーというトリックにまんまと引っ掛かり、...
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173.敗北の兄妹(13)

「さあ、景気よく立ち小便をして蝋燭の火を消すんだ」「そ、そんな……」あまりにも羞かしい銀子の命令に、久美子は気が遠くなるような思いになる。蝋燭を立てられた洗面器を前にして硬直した身体をブルブル震わせている久美子を、男たちはさも楽しそうに眺め...
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172.敗北の兄妹(12)

「今だって黙って気をやったでしょう。いく時にはいくって言わないと、見ているお客様が分からないでしょう」「そうよ、あんたはだいたい色気が足らないのよ。他の二人はちゃんといく、って言えたわよ」「ご、ごめんなさい……」銀子と朱美に交互に耳を引っ張...
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171.敗北の兄妹(11)

「ああ……き、絹代さん、久美子さん……美紀はとても不思議な気持ち……あなたたちはどうなの」「美紀様……き、絹代も同じですわ」「わ、私も……」淫らな演技を続ける三人の美女たちは次第に必死になってきたように、そんな言葉まで掛け合う。「お互いに声...
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