第146話 牝獣たちの狂宴(3)

 気絶するような苦しさに反抗の気力を喪失した摩耶は元の位置に戻される。
「400ccもお尻から飲めば、いい感じに呂律が回らなくなってきてみたいね。それにだいぶガスが発生しているのか、お腹がプックリと膨らんで来たわよ」
瀬尾良江はそう言いながら、そんな摩耶の形の良い尻をパシンと平手打ちすると、再び浣腸器を手にする。
「せっかくだからもう一本だけご馳走してあげるわ」
「も、もう、やめて……本当にお腹が苦しいのよ。お願い」
「あら、遠慮しないでいいのよ」
良江はにやりと笑うと、浣腸器の嘴管を一気に突き立てる。
「あ、ああっ……ぐうっ……だ、駄目っ……」
摩耶が傷ついた獣のようなうめき声とともに、ブルブルと裸身を震わせる。嘴管を菊蕾に突き入れられた拍子に限界まで達していたガスが洩れ、摩耶の肛門がブウッと無様な音を立てたので、女たちはいっせいに手を叩いて哄笑する。
「人前でオナラなんてするなんてはしたない女ね」
良江はゲラゲラ笑いながら摩耶の尻をひっぱたく。摩耶は学生時代はクールビューティと呼ばれた凛々しい美貌を極限の屈辱に歪ませ、「ご、ごめんなさいっ!」と涙声で詫びをの言葉を吐く。
摩耶の隣では山崎奈美が他の3人以上に顔を赤く染め、苦しげに呻いている。
「山崎さんはあまりお酒がお強くないみたいね。100ccしか飲ませていないのにもうお尻まで猿みたいに真っ赤よ」
佐藤文子が不満そうに奈美の尻をパシンと叩く。奈美はもともと他の3人に比べて極端に酒が弱く、飲み会でもグラス一杯のビールで顔が真っ赤になるほどである。
そんな奈美が、ビールの3倍近くのアルコール度数のあるシャンパンを一気に100ccも尻から飲まされたのであるから、酩酊状態になっても不思議はない。苦しげに呻いている奈美をこれ以上責めることも出来ず、それぞれの生贄たちに次々に浣腸の洗礼を施していく他の3人を横目で見ながら、文子は物足りなさそうな表情を浮かべている。
「それじゃ、代わりにこれでも塗ってあげたら?」
香織は文子にクリームの瓶を手渡す。首をひねっている文子に香織は「掻痒作用と催淫作用のある成分が含まれているの。クリトリスとお尻の穴に塗ってあげれば効果は抜群よ」と教える。
「面白そうね」
文子は瓶のふたを開け、その怪しげなクリームを指先に取ると奈美のクリトリスにすっと塗りつける。
「ひっ!」
その途端、奈美は小さな悲鳴をあげて裸身をブルッと震わせる。続けて文子は奈美のアヌスにクリームをべっとりと塗りつける。
「あっ、ああっ!」
奈美は再び全身を痙攣させる。
「なかなか敏感じゃない。気に入ったわ」
文子は満足げに笑いながら、奈美の菊蕾の襞の一枚一枚に吸収させるかのように、薬を塗りこんでいく。
「あっ、そ、そんなっ……ゆ、許してっ……」
狼狽えた声を上げる奈美だが、その声音は明らかに苦痛や汚辱とは違う種類のものが混じって来ている。童顔の奈美が先程までとは違う積極的な反応を示し始めたことに、文子は嗜虐的な愉悦を感じるのだ。
「それ、なかなか良さそうじゃない。こっちにも貸してよ」
文子に声をかけた良江にクリームの瓶が手渡される。良江は文子を真似て、たっぷりとクリームを指先に取ると、摩耶のクリトリスとアヌスにべったりと塗りつける。
「あっ! ああンっ!」
先ほどから催淫剤入りのミネラルウォーター、合法ドラッグ入りのアイスティを次々に飲まされた上に、覚せい剤を仕込まれたシャンパンを尻から注入された摩耶は、精神の抑制がすっかり弾けとんだような状態になっている。
またシャンパンに含まれる炭酸ガスの作用とはいえ、不覚にも放屁までしてしまったことが勝ち気な摩耶のプライドを粉々に打ち砕いていた。そこをさらに、女の肉体でもっとも敏感な2つの箇所に催淫クリームを塗りこまれ、摩耶の性感は一気に高まったのだ。
「あらあら、気持ち良さそうな声を出しちゃって。お尻が感じるのかしら、この女」
良江は楽しげに摩耶の尻穴を責め嬲りながら、
「あんまり気持ち良いからって、またオナラなんてしちゃあ駄目よ」
と摩耶の形のよい尻をパシリッとひっぱたく。そんな屈辱的な扱いをされることが、なぜか摩耶の性感を妖しいまでにかき立てていくのだ。
「あ……あはン……う、ううん……」
最も反抗的と見られた摩耶が明らかに快感を訴え始めるのを見た圭子と春美が目を輝かせ、「そのクリーム、私にも貸してよ」と声をかける。
「いいわよ」
良江は再度クリームを指先に取ると、クリームの瓶を春美に回す。春美と圭子は順に良江に倣ってクリームを取り、それぞれ美智恵と圭子の尻に丹念に塗りこんでいく。
「あっ、ああっ……」
「だ、駄目っ……」
2人の人妻はそろって悲鳴に似た声を上げるが、そこには先ほどまでとは違い、どことなく甘い響きがこめられているのだ。
そんな風に10分以上も、淫らなクリームを使用して隠微で敏感な箇所をマッサージされ続けた4人の人妻たちは、そこから込み上げる妖しい性感と酒の酔い、そしてシャンパンに含まれた覚せい剤などの薬の作用にすっかり翻弄され、夢の中を彷徨っているような精神状態になっている。
「あっ、あはあっ……」
山崎奈美は佐藤文子の指先で菊蕾をやわやわと揉み上げられ、熱いため息を吐き続けている。奈美の女陰は充血してふっくらと膨らみ、その陰裂からは甘い香りを放つ樹液がたらたらと流れ始めているのだ。
「良い声を出しているじゃないか」
先ほど赤沢と一緒に摩耶を責めていた脇坂が、奈美の前に膝立ちになって屹立した肉棒を奈美の唇に向かって突き出す。
「咥えな、奥さん」
「え……」
奈美は一瞬戸惑ったような視線を脇坂に向けるが、すぐにこくりと頷き、脇坂の肉棒を咥える。
「どう、脇坂さんのモノは美味しい? 山崎さん」
文子に尋ねられた奈美は脇坂のペニスを咥えたまま、再びこくりと頷く。
「そう、良かったわね」
文子が笑いながら奈美の陰裂をまさぐる。掻痒性のクリームがたっぷりと塗られたその部分を文子の指先で揉み解される切なさを伴った快感に、奈美は思わず「う、うン……」と鼻声を上げ、甘えるように身悶えする。
「この奥さん、フェラチオの上手さはなかなかのものだぜ」
脇坂がうなるようにそう言うと、文子と香織は顔を見合わせて笑い出す。
「へえ、かわいい顔に似合わず、フェラチオ上手なんて隅に置けないわね」
「毎晩ご主人のもので練習しているのかしら」
そんな風に女たちからからかいの言葉を浴びている奈美の隣では岡部摩耶が、赤沢に尻穴を指先で、良江に秘奥をバイブレーターで同時に責め上げられながら、獣のような喘ぎ声を上げている。
「どう、もういきそうなの? 言いなさいよ」
「お、おおおっ! おうっ! も、もうっ、いきそうっ!」

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