SM御三家

「○○御三家」という表現がある。

御三家とはいわゆる「徳川御三家(尾張、紀伊、水戸)」からきたもので、ある分野や業界で有力なもの三つを総称するものだ。これが四つになると四天王になる。

SM小説でも御三家があって、それは団鬼六、千草忠夫、蘭光生の三人を指すらしい。鬼六、千草の両氏は納得だが、三人目の蘭光生はちょっと首をかしげる。

悪くはないのだが、蘭光生については別名の式貴士としての評価が上乗せされているような気がするのだ。

私が選ぶとしたら三人目は断然、杉村春也氏である。同じアイデアの作品は二度と書かないこと、それに関わらず長編がいずれも傑作であること、御三家の一角を占めるにふさわしいのではないか。

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