新 花と蛇(挿絵更新分)

80.酒の肴(2)

しかしながらやくざとしては二流以下だった森田は、それまで田代というスポンサーの屋敷に寄生する代わりにもっぱら彼の変質趣味を満たすための材料を提供することで細々と生きて来たのであり、警察や山崎の網にかからなかったのも無理もないといえる。一方の...
新 花と蛇(挿絵更新分)

79.酒の肴(1)

「どうしたい、多少味わえるようになったのかい」「何のこと?」「言っただろう、緊縛感だよ」「ば、馬鹿なことを言わないで」久美子はおぞましさに肩をぶるっと震わせる。銀子はそんな久美子の様子を楽しげに見ていたが、やがて縄止めを終えると、久美子の背...
新花と蛇

『新 花と蛇』について(2)

結果的はこの試みはうまくいったのではないかと思います。新しいキャラクターを入れたことで『新 花と蛇』は物語としての膨らみを見せ、330話以上の連載となりました。 ただ、ファンフィクション作品はやはりオリジナルあってのものですので、徐々にフリ...
新花と蛇

『新 花と蛇』について(1)

本サイトに掲載しております『新 花と蛇』ですが、これは言うまでもないことですが団鬼六先生の名作『花と蛇』のファンフィクションです。 今のSM小説の基本となる骨格を作ったと言ってもよい『花と蛇』ですが、二次創作の分野ではあまり見かけません。商...
新 花と蛇(挿絵更新分)

78.地下室の三人(3)

また、それは美紀や絹代がこの地獄屋敷で、小夜子や美沙江たちと無残な邂逅を果たし、その結果互いに心の傷を負うのを避けたかったためでもある。しかしながら葉桜団の銀子は、無慈悲にも昨日までの仲間であった悦子を酸鼻な私刑にかけることで、そんな久美子...
新 花と蛇(挿絵更新分)

77.地下室の三人(2)

「ああ」そう言えば自分も昨夜から一度もトイレに行っていない。そろそろ切迫した尿意が下腹部を襲い始めた頃である。「我慢出来なければ、そこへ」久美子は檻の中に置かれた洗面器を指さす。昨夜、銀子が「これが奥様たちの便器よ。三人共用だから喧嘩しない...
PAGE TOP