変身(妻物語版)

変身(23)

妻の涙がポタポタとテーブルの上に落ちます。私は何を言ったら良いか、言葉を失いました。「寂しかったから春日に抱かれたのか」「違います……あなたに、抱かれたかった」風俗にのめり込んでいる間、それまでも疎遠気味だった妻とのセックスはますます少なく...
新 花と蛇(挿絵更新分)

76.地下室の三人(1)

汚辱に満ちた珠江夫人の花電車芸がようやく終了し、いよいよ夫人が熊沢たち三人を相手に床入りするという段になって、久美子、美紀、そして絹代の三人は地下室倉庫に戻された。「この続きは明日の朝よ。せいぜい楽しみにしているのね」「三人とも明日からは大...
新 花と蛇(挿絵更新分)

75.地獄巡り(13)

珠江夫人の足元の畳の上にはバナナの皮や、切り刻まれた果物の屑が散乱している。熊沢たちの酒席の余興として、魂が砕け散るような汚辱の珍芸を強制された美夫人は、全身の力を使い果たしたかのようにハアハアと肩で大きく息づいているのだ。熊沢や銀子に強い...
変身(妻物語版)

変身(22)

「それと、離婚するかしないかは俺達夫婦の問題だ。お前が口出しをするな」「ごもっともです」「それからさっきからのお前の関西弁も気に入らない。ふざけているのか」「ふざけていません。私はもともと関西出身で、これが普通です。銀行でも関西弁で通してい...
新 花と蛇(挿絵更新分)

74.地獄巡り(12)

「ね、ねえ、お願い……そのお道具を使って珠江に……」珠江はそこまで言いかけてあまりの羞かしさに口ごもるが、勇気を振り絞ったように続ける。「珠江に気を、気をやらせて頂戴」ついにそんな科白を口にした珠江に、熊沢、大沼、そして平田といった男たちは...
新 花と蛇(挿絵更新分)

73.地獄巡り(11)

(この辛さと苦しさを悦びに変えるのよ――それが美沙江さんや絹代さんを救う道のはず)珠江はひたすらそう念じ、絹代たちが目の前にいることを必死で頭の中から払いのけようとする。その願いが叶ったのか、または珠江の懸命な努力の賜物なのか、珠江の心はい...
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