責め百態(裸神輿)

鬼六作品のヒロインは、いったん悪漢たちに捕らえられてからは、表の世界に出ると言うことがめったにありません。

『花と蛇』のヒロインたちは田代屋敷に、『夕顔夫人』の夢路と由利子は柴田流のアジトに監禁されたままです。
外に出してしまうと逃亡の恐れがありますし、誰かに見られてそのまま官憲に通報ということがあるからです。

GHQと結託した吉岡組は、その土地では絶対的な権力がありますか、蘭子たちを表に出すメリットがそのリスクを上回れば可能です。
そこで思いついたのが「裸神輿」です。

要するに女郎屋の宣伝をお祭りっぽくやろうというものですが、蘭子や慶子にとって、自分たちの裸が女郎屋のプロモーションの手段となるというのは相当の屈辱でしょう。

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